先日の続きでございます。
さて、今回の日光行きですが、あまりにも突然に決まりました。
連休前という事もあって、宿は「どこでも取れるでしょ」と甘く考えておりました。しかし何処も多くの予約が入っており、色々とリサーチの末に今回はこの宿となりました。
奥日光 森のホテルさんです。
以前からこのブログを御覧下さっている方は「ここの家はどこに行っても喰ってばっかりダネ」とお思いの方も多いと思われます。実際その通りでありまして、私自身は旅の楽しみの半分以上は「食」が占めると考えております。もっと言えば、「旅」を「人生」に置換する事も可能と思います。そんな中で食事の充実は必須の部分で、今回も実に素敵なディナーでありました。
先付&前菜
向付の八汐鱒と湯葉の刺身。一見サーモンに見えますが、鱒でありました。
煮物の蕨信田巻、蛸、皮の黒いからす大根
焼肴は岩魚の塩焼き 川魚特有の匂いは気になりませんでした。
凌ぎは柚子蕎麦 ここでさっぱりとお蕎麦は嬉しいです。
強肴は米茄子の翡翠煮と牛たたき この牛肉の火の通り加減がレアでイイです。
銀鍋 金華豚しゃぶ 野菜もたっぷりです
〆の御飯です。
デザートを迎える頃には満腹ですが、変な満腹感にはならずに完食出来ました。
この日の天気予報では、日光は夜遅くに雪の予報が出ておりました。
朝になってみると…
やはり日光の春到来は5月なのですね。薄っすらと白くなっていました。
朝食バイキングなので、少し欲張って…
充実の宿を後にして向かったのは、すぐ近くの「つるやの塩羊羹」です。
実はここは10年以上前に買い求めた事があるのですが、それを食した私の母がいたく気に入ったようでしたが、通販などは一切しないお店なのでここでしか買えません。それは商品への自信の表れのようで、なるほどベタベタ甘くない絶妙のお味です。
湯の湖から湯滝です。水の量はやや少ないでしょうか。
戦場ヶ原もまだどことなく冬の気配です。
竜頭の滝ですが、前の日に神社仏閣の階段で酷使した足が痛いです…
再びランチです♪
中禅寺湖金谷ホテルのユーコンで「百年ライスカレー」です。何でも大正時代のレシピを忠実に再現したそうですが、少し辛目の日本のカレーという感じで美味でした。
そこから中禅寺湖から華厳の滝に向かう頃に、
何やら冷たい霧がもくもくと接近中です。
このイタリア大使館の旧別荘のあたりで雨が落ちて来て…
華厳の滝に着いた時には何も見えませんでした。前日にロープウェイから華厳の滝を見ておいて正解だと申しましたのはこの為で、滝のエレベーターを降りても音しか聞こえない深い霧です。この状態で1人550円のエレベーターはいささか勿体無いのでパスです。
日光旧御用邸は一般公開されていて、庭のしだれ桜が満開です。
117クーペのクラブでしょうか。
さて、今回の日光ツアーを総括すると、春は一ヶ月遅く訪れる日光はこの時期も実に見頃でありました。一口に春と言えども東京では3月末と今頃では大きく違いますが、まだ冬の気配が色濃い早春から若葉の時期まで全ての春を感じる事が出来ました。世界遺産なのでそれなりの観光客が出ていますが、混雑ではなく丁度良い賑わいがあったほうが「旅行をした」という実感があるものです。
この後も金谷ホテルのパンや湯葉など、恒例の買い物ツアーは延々と続きましたが、この日の帰路は珍しく夕方~夜になっても渋滞に巻き込まれずに帰る事が出来ました。
今回は2日間合計で43000歩ほど歩きました。そのほとんどは階段や坂である事を考えると、かなりの運動したように思います。(一週間後の今日になっても足が少し痛いですが)
そんな坂道でも一番元気なのは御歳70を軽く超える義母で、その差は坂道になるとまるでポルシェとミニバンくらいに引き離されてしまいます。
私は子供時代から、母の実家に帰省する以外には家族で旅行という経験が一切ありません。それは両親共に多忙であった事も大いに関係あるのですが、母などは時間が自由になった頃には足の自由を失い、出掛けるという行為そのものを怖がるようになってしまいました。幸いにも義母は私以上に元気なので、これからも可能な限り色々な景色を見に行きたいものです。
ここで今回のこの車に触れてみたいと思います。
この車、一番ベーシックなグレードの4気筒2リットルターボで240馬力というエンジンを積んでおります。
結論から申し上げるに、スポーツセダンとしての走りは申し分ないほどに元気良く走ります。若干4気筒特有の音や振動は否めませんが、8速のギアを一段落としてあげれば気になりません。
が、そうなると4気筒化の最大の売りと思われる燃費では当然不利になるのですが、このあたりが私の感じたネガな部分でありまして、この8速ATがあまりにも燃費に振った仕様であるように思うのです。つまり通常の市街地走行時にアクセルから足を離してもエンジンブレーキが弱い国産車的な走りの印象を持ちました。このあたりは以前のZF6速の感覚に軍配を上げます。
それ以外の部分に関しては、スポーツセダンの見本という程に素晴しいハンドリングと軽やかな足を持ち、いろは坂を実に快適に速く通過出来ました。
東京に戻ってから同じエンジンのXJにも乗っていたのですが、このXFに比べるとXJのほうが慣れた味がします。従ってFタイプを登場させ近々XKの幕を下ろす事を決めた最近のジャガーが標榜するスポーツという概念には忠実で、XJよりも尖ったキャラクターの車であるように思います。
そう遠くない時期にXFの弟分が登場するそうですが、きっとどのライバルよりも素晴しく走るセダンになると思います。
Posted at 2014/04/27 17:50:14 | |
トラックバック(0) | 日記