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大熊猫@のブログ一覧

2015年08月31日 イイね!

左ハンドルでドライブスルーに突入すると…

キチンとしたホテルや飲食店には、必ずドレスコードが存在するものです。

確かにこの時期ならTシャツ&短パンにサンダルという出で立ちの人も多く目にしますが、敢えてそういう軽装の客を跳ね除けるのもまた格式なのでありましょう。逆にファーストフード店にタキシードや紋付き袴という仰々しいファッションで来店する客は「場違い」な訳で、明らかに浮いてしまうものです。

ファーストフードと言えば以前ここで書いた事があるのですが、数か月に一度の割合でマクドナルドのハンバーガーが恋しくなる事があります。勿論モスバーガーの「レタスの生産地まで拘りました!」的なのも大いに魅力的ですが、何故かマックのチープ感溢れるあのハンバーガーとポテトのほうがトータルとしては魅力的に感じてしまうのです。

先日移動中にその衝動に襲われて、丁度近くにドライブスルーがある事を思い出しました。

土曜日の日中なのでドライブスルーにはそれなりの列が出来てはいましたが、そこに突入です。そして列に並んでから何故か周囲の車から好奇の視線が注がれている事に気が付きました。

ふと見回すと、その行列にはミニバンとコンパクトカーしか存在せずに、セダンで並んでいるのは私一人でありました。その時に「今日はベントレー」「しかも左ハンドル」という事に自分でも気が付いたのですが、その日の自分の周辺環境を失念する程に食欲が勝ったのでしょう。

今まで左ハンドルでドライブスルーに入った事は無く、そもそもオーダーの声がマイクに届くかも分かりませんが、既に自分が並んだ後ろにも列が出来ており、そのまま退却するのも悔しいので「行けば分かるさ!」とばかりに右側の窓を開けて「○○下さ~い!」と自分の声が遠くまで届けとばかりにシャウトしてみました。

するとこの集音マイクの性能はなかなかのようで、何事も無かったの如く店員さんは旬のメニューを勧める事も怠りませんでした。その誘惑を振り払い、通常のレギュラーメニューをオーダーすると、「前に移動して下さい」と誘導の声が掛かります。で、問題はここから先なのでした。

「手が届かない…」

そうです。代金の支払いと商品の受け取り時には絶対的に距離がある為に車から降りなくてはなりません。つまり最初に危惧した通りに左ハンドルの一人乗車時にはドライブスルーは厳しいものがありました。私は通常のドライブ中に関してステアリングの位置が右でも左でもどちらでも良いと思っていますが、実際にここで最大の欠点を見つけるとは思いませんでした。

自分がそうした車を選択した以上、単純にサービスを提供する為の店員さんの業務を超えると思われる「左側まで持ってきてもらう」のは流石に気が引けるので車を降りますが、何かこうマジックハンド的なものを自分で用意するべきかもと考えました。

こうして数か月に一度の「発作」は終息を迎えた訳ですが、家人によれば「その車でドライブスルーに並ぶ事が変」との事で最初のドレスコードの話に戻るのですが、やはり「変」なのでしょうか…

次回はちゃんと右ハンドルの、それもセンチュリーで行ってみたいものです…

Posted at 2015/08/31 15:22:32 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月24日 イイね!

大安吉日・鳳凰降臨

私はプロフで書いております通り、車に関して基本ノーマル至上主義である事は変わりません。

が、これが唯一の例外であり、これに手を加えるなどは下手をすればバチが当たるかも知れません。

恐らく日本の100人中98人がこの車をショーファーカー以外で乗る事は考えないと思います。しかし様々な車のステアリングを経験した今、この車の色々な意味での凄さに触れて「もしこれを海外で走らせたら」という発想の下で新車に手を加えてみました。

本日、鳳凰が降臨しました。




レザートップです。




詳細はまた後日にご報告します。
Posted at 2015/08/24 20:09:55 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月23日 イイね!

自分を一人前のドライバーに育ててくれた車

東京も中心部を離れると、結構狭い道が多かったりします。

私は比較的大きな車を運転しますが、ある程度経験を積むと直感的に「ここは入らないほうが良いな」という勘が働くものです。それでも失敗してバックする事もしばしばありますが、今ではフライングスパーでも結構細い道を物怖じせずに入って行くようになりました。

で、この大型車に慣れる事に大いに役立った存在って何だろうと考えると、嘗て乗っていた20系のセルシオだったように思います。

ここを御覧の皆様も、嘗て自分が乗っていた車の事を思い出す事が多いかと思います。私が一番距離を乗ったのはレクサスLS460で、一番長い時間を共にしたのがY32セドリックのブロアムだったのですが、「あれは本当に良い車だった」と思えるのはこのセルシオのように思います。

このセルシオ、ブレーキだけは国産の例に漏れずやや頼りない印象があったものの、とにかく動きがスムーズで走りが素直な車でありました。そして視界も天地の高い窓のお陰で車両感覚が掴みやすくて驚くほどにステアリングが切れるので、物理的に狭い場所を除いては入れない道はほぼ皆無であった程でした。

この後の30系と呼ばれるモデルは何となくスタイルが好きになれずにパスしてしまいましたが、この20セルシオからLS460に乗り換えた時に、こうしたセルシオの美点が継承されていない部分が多くて期待はずれに感じる程にセルシオは優れた車でありました。もうすぐやって来るセンチュリーも基本的にこの20セルシオと足回りを共有しており、その辺りがセンチュリーを求めた大きな理由だったりします。

そんな訳でこのセルシオが「自分を一人前のドライバーに育ててくれた」車と言っても過言ではない程に思い出深い車だったりします。決して刺激のある車ではありませんが、こうしたトヨタの良心の塊みたいな車はきっと今後登場しないと思います。

さあ、その良心を感じる最後の生き残りのセンチュリーがもうすぐやって来ます。思えば私の父が40代でセンチュリーを購入した時には「気が狂ったか」と周囲に思われたそうですが、どうやら血は争えないという事でしょうか。
Posted at 2015/08/23 20:40:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月22日 イイね!

君に捧げるほろ苦いブルース


これは1987年に放送された「君にささげるうた」というドラマのワンシーンです。

この寺尾聰さんの歌う劇中歌の原曲は、1975年に荒木一郎さんが歌った名曲中の名曲「君に捧げるほろ苦いブルース」で、私が4歳くらいの頃にヒットした歌です。この曲のメロディーラインは、THE70年代という響きで、よく谷村新司さんの曲で耳にするメロディーの原点があるように感じます。

70年代は小さな子供でしたので、実際にその時代にリンクして生きた経験は何一つありませんが、何故かこの時代の歌や映画が大好きだったりします。


こちらがその原曲ですが、やはりこのサビの部分の「ByeBye」の繰り返しが時代を感じる部分です。

今回はすごくマニアックなお話ですが、件のドラマを当時15歳くらいだった私は結構夢中で観ていたものです。この時代にはそれほど知られていませんが、是非また観たい作品です。

Posted at 2015/08/22 23:09:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月16日 イイね!

一番新しいジャガーのサルーン

考えてみると、ここ最近新型車の事を書くのが少なくなったように思います。

それは決して車に対する関心が失せた訳ではなく、「これに乗ってみたい」という食指を動かす車が無かった事と、ここで今まで6年くらいの間に自分の想いを書き切ったと感じる事もあります。

そんな中でジャガーXEに乗る機会があり、久々に最新鋭を観察するのも良いかと書いてみます。

さて、このクラスのセダンは激戦区で粒ぞろいであります。つまり自分の趣味嗜好でどれを選んでも優秀な車ばかりなので、さほど車に詳しくないユーザーでも「こんな筈ではなかった…」というハズレの少ないセグメントではないでしょうか。

そんな中でも私的な好みは抜きにして、30年以上不動のベンチマークはBMWの3シリーズだと思っています。車体のサイズや全体のバランスも含めて「走る」という事にかけてこれほど優秀なセダンは他に無いと思っています。解りやすく申せば、メルセデスはCクラスにはSクラスをリスペクトしたデザインを与える事を続けていますが、BMWはその逆に7シリーズもどちらかと言えば下位のスポーツイメージが与えられている感があります。私はSクラスも7シリーズもビジネスユースの車だと思っていますが、Sより7に乗っている人のほうが5歳は若く見えるような気がします。

以前はジャガーもXタイプでこのセグメントに切り込んでいましたが、どちらかと言えばハードの部分よりもソフトの部分で上位のXJをリスペクトしていた車で、何でもかんでも車は飛ばせばいいジャーナリストには酷評されていました。私はそういうジャーナリストが騒ぐほど悪いとは思いませんでしたし、Xタイプと3シリーズという異質なものを同列でしか見ないジャーナリストはガキだと思いました。しかしそれでは商業的には成功する筈も無くジャガーはこのセグメントから撤退しましたが、今度は綿密に現代のジャガーとは何かという課題をこのサイズに余す事無く表現したのでしょう。



これまた「現代のジャガー」顔であります。これから発売される新しいXFもこんな感じですね。
ただ顔をここまでXJ顔にしたなら、リアもXJ同様の個性が欲しいような気がしますけど…

外板の一部はスチールですが、これまたお得意のアルミボディです。全長4672、全幅1850、全高1416と標準的なサイズです。それでも若干幅が広いでしょうか。

早速ドライバーズシートに収まります。で、ジャガーユーザーとしてはこの瞬間が一番ジャガーを感じたところであり、低めのポジションでバックレストをたて気味にして、腕をストレートに伸ばすという伝統のドラポジがこの2015年登場の最新型にも継承されています。そしてそこから見える景色もまたジャガーの景色であり、こうした芸当は老舗の成せる技なのでしょう。

Fタイプでは通常のシフトノブで登場しましたが、サルーン系はダイヤル式です。ここは私的には普通のノブが好ましいのですが…


この4気筒2000ccターボ+8速ATはジャガーではすっかりお馴染みになったユニットですが、この200ps版の上に多少出力upしたバージョンもあるようです。この他にもV6やディーゼルもあるそうですが、恐らくこのエンジンが全体の9割を占める最量販機種となるのでしょう。

実際に走ってみると、軽い吹け上がりで次々と早めにシフトアップするという最近の車のお約束と言える走りをします。この辺に関しては何の不満も無く、恐らくは燃費もかなり良いのでしょう。ならばせめて音質でジャガーを演出して欲しいと思うのですが、この4気筒に関してはややチープな音質でありました。これは同じエンジンを搭載したイヴォーグのほうが遮音性が高いだけにやや残念です。


少し頼りないように感じてもキチンと路面の凹凸をいなす仕事をする猫足…いや猫足風味はこの車にも生きています。これはきっと曲がるのが楽しくなる仕様だと思われます。ただ、この個体の19インチはオーバーサイズ気味で、荒れた路面に入ると途端にバタバタする印象があります。が、買う側で考えるとビジュアル重視も理解出来ますが。


最近やたら気になるドアのメッキですが、上手く上下を分けたデザインなのでR部分での継ぎ目が無く綺麗な仕上がりでGoodです。


内張りは…こんな感じです…


リアシートも広々ではありませんが、座った時のポジションはこのクラスで一番良さそうです。何故なら他のこのクラスのリアシートはバックレストが寝すぎの印象がありますが、英国車はきちんと立っています。


広さは標準的ですが、オートトランクが装備されないのならヒンジはパンタグラフ式でスペースを稼ぐべきでは・・・

一般的に見れば、非常にバランスの良いスポーティーなセダンでありました。個人的にはFタイプであそこまでやった拘りをここでも見せて欲しかったのですが、このセグメントのセダンとしてあまり尖った事は出来なかったのでしょう。近日中に発売されるXFは更にサイズアップされるとの事なので、その受け皿という意味もあるようです。

数あるライバルの中でも充分にジャガーらしさは生きているように思います。が、そのジャガーらしさとは市街地の10分程度の試乗では伝わりにくく、最低一日かけて乗ると「なるほど」となる類のものなので、一言で伝わらない所がジャガーの美点でも欠点でもあるように思います。BMWのスポーツがトラック競技だとすれば、こちらは射撃や乗馬という他と競うものではなく自身と向かい合う類のスポーツでしょうか。


お店でこうした最新のジャガーの中にこの350を置くと、ご先祖様というか遠い昔に造られたクラシックカー的な風情を早くも醸し出しておりました。こうなると先が楽しみですらあります。


そしていよいよ近日中に「鳳凰」がやって来ます。

















Posted at 2015/08/16 17:12:20 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「スズキのラパンのCMで、「どの子をお迎えしちゃう?」というのがあります。

何かとてもクルマへの愛を感じる素敵なCMだなと思いました。」
何シテル?   05/04 14:51
東京は日本橋を中心に活動しております。 趣味としての車は輸入車贔屓で、中でも英国車を好みます。また実用品としての車はトヨタ&レクサスを愛用し、好き嫌いを抜...
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