一部で話題の”マスター・ディスク・クローン・コピー”なるCDを購入しました。
その名の通り、レコード会社のマスターから直接CD-Rにコピーした物です。通常のCDは、幾つもの工程を経て作られたスタンパー(型)に樹脂を流し込んで作られます。単純に言うと、余計な工程を経ていないから音がよいとなる訳ですが、、デジタルデータのコピーなのに何故?? という大きな疑問が湧きます。
しかし、音が出たその瞬間から明らかな違いを感じます。地元SHOPで比較試聴し、その違いにビックリでした。不思議です。オーディオに興味のない方にとっては、「UFOに乗った」「宇宙人と食事した」というのと大差ない話に聞こえるかもしれませんが(笑)
音の違いが生じる理由は定かではありませんが、私は時間軸の精度ではないかと思っています。
CDにはそこそこ強力な誤り訂正符号が用いられているため、少なくともオーディオ用と称するCDプレーヤーにおいては、訂正不能な誤りなんてまず発生していないでしょう。それは、D/Aコンバータに入力されるディジタルデータ=音波形の振幅に差分がないことを意味します。
しかし、時間軸についてはそう単純にはいきません。44.1kHzのサンプリング周波数に合うようCDの読み取り速度が制御されますが、諸々の誤差要因や不完全性により、時間軸に揺らぎ(ジッター)が生じてしまうからです。超高級機であっても、このジッターを完全に抑えることはできません。
ここから先は更に怪しい仮説ですが、
量産用スタンパー(型)のピット(1/0を表す凹凸)は、歩留まりを上げるために角が丸められて少し滑らかになっているんじゃないかと。それによってピットの端で乱反射が起こり、境界の検出精度が低下しジッターが増えるのではないか?? 一方、クローン・コピーは、ピットが矩形で乱反射が少なく、境界もはっきりしているためジッターが小さくなるのではないか?? 裏づけは全く無いので、適当に聞き流してください(笑)
さて、購入したクローン・コピーですが、入荷直後にSHOPで聴かせてもらいました(マーラー/巨人)
あれっ??? あんまり違わない... あの劇的変化は何処へ ( ̄0 ̄;)
店員さん曰く、クローン・コピー(CD-R)はエージングが必要!
不思議度合いが更にアップ!(笑) でも、十分に有り得る話です。 ♪♪
Posted at 2010/12/29 21:24:43 | |
トラックバック(0) |
【Audio】 | 趣味