クルマの話しとはまったく違いますよ…
(超長文で気絶しますので要注意です・笑)
これを書こうか、止めようか、6月からずっと考えていました。
心の中にポッカリと穴が開いたようだ、と表現したらいいのかな。
でもこれを書くことによって、吹っ切れることが出来たらいいな…と思います。
まだ梅雨は明けてない。
夏が来るための準備段階の時期ですが
既に姫の夏の楽しみは終りました。
楽しみと言うよりも、夢が消えたと言った方が正しいです。
娘(小姫)はある運動部に入っている私立の高校3年生。
でもキャピキャピでピチピチの女子高生には少しも見えません。
制服は丈の短いスカートですが、髪の毛は耳が出る男の子カット(汗)
男子生徒が学校の前を通ると
「ここ、女子高じゃなかったっけ!?」と言い不思議がります(笑)
それほど女の子には見えない集団。マヂでハンパないです(笑)
名立たる学校の運動部と言えば、概ね目標は「インターハイ出場」を掲げて練習の毎日でしょう。
5月中旬、小姫はインターハイ個人戦の予選で負けてしまい、高校最後のインターハイに出場できなく
なりました。
700ペアを超えるエントリーの中から、東京代表でインターハイの個人戦に出場できるのは僅か8ペア。
その8ペアに残れなかったと言う事です。
入学以来自分の目標を「個人戦でインターハイ出場」に決め、本当に一生懸命に取り組んでいました。
朝は5時前の電車に乗り、帰宅は夜10時。
元旦から大晦日まで毎日。台風でも大雪でも毎日。電車が止まれば学校泊(笑)
練習が無いのはテスト週間だけ。それも大きな大会の前に重なればテスト中も練習になります。
正社員で仕事をしている姫はサポートが大変でした。
毎日4時起きでお弁当作りから始まり、就寝は12~1時ぐらいですから。
時には寝坊してしまい、朝練に間に合わないとなるとクルマを飛ばして高速を使って
学校まで送って行ったり。
正直身体はとてもしんどかったですが、引退までのたった二年半ですし、サポートしてあげられることが
嬉しくもありました。
それはきっと、一生懸命に夢を追いかけている小姫の姿に共感できたからだと思います。
実は、小姫と姫は中学も高校も同じ学校です。
だから姫は小姫が中学のときからサポートしていました。
中学や高校の部活動は、指導者に情熱がある学校ほど強豪校になります。
それは、運動部に限らず文化部も同じだと思います。
姫が中学のときは、とても熱心な指導者(顧問の先生)がいて、当然メキメキと上達していき
関東大会で3位の戦績を残せました。
それから○十年が経過し、小姫が中学に入学するころにはこの部活はすっかり様変わりしていて
市の大会ですら勝てず万年2回戦敗退レベルでした。
それは仕方ないと半分諦めていましたが、半分悔しくも思っていました。
顧問の先生がそのスポーツをやったことがないので、生徒をうまく指導出来ない状態でした。
それでも、本を買ってきて見様見真似で頑張ってくれていましたので、
姫がお休みの時だけ顧問の先生のお手伝いをするようになりました。
学校の部活がお休みのときは、姫がクルマに子供達を乗せてあちこち出稽古に行きました。
顧問の先生は、他校とのネットワークを持っていませんでしたので、練習試合をやる機会は
殆どありませんでした。
だから、今この子たちのレベルは市内でどの辺りなのか?まったく分からないまま中学2年の秋、
市の新人戦へエントリーしました。
そのとき、2回戦は突破し個人戦はベスト32、団体戦はベスト4でした。
結果は大したことがありませんが、確実に実力がついてきたのがわかりましたので
教えていた10人の子供達もますますやる気を出してくれました。
何にしても、結果がついてくると面白いものなんですね~。
春になり中学3年に進級してすぐに市大会の団体戦がありました。
このときは準優勝しました。
2回戦、3回戦程度で負けてしまうようなノーマークの学校が、冬が終ったら優勝争いに絡む
レベルになっていて他校の先生たちは不思議がりました。
この市はそんなにレベルが高くないので、恐らく優勝ぐらいのレベルまでは行けるだろうという
自信が姫にはありましたので、この子たちが入学した時から虎視眈々と狙って指導していた
という確信犯です(笑)
市大会の最後は、6月。個人戦と団体戦の両方でした。
個人戦も団体戦も悪くてもベスト4に入り、この子たちの目標としていた「都大会出場」を
手に入れて欲しいと思っていました。
保護者はベンチに入れないので一般の応援席から見ているだけしか出来ません。
滅多に緊張なんてしない姫が小姫の試合になると、トイレが近くなったり、喉が渇いたりしたのを
今でもよく覚えてします。
(更年期障害!? なんて言ったら許さないぞ・笑)
結果、個人戦は小姫のペアが優勝し、他の子供もベスト8、ベスト16とこれまでの記録を
上回ることができました。
そして、団体戦は春の団体決勝戦で戦った相手と再戦になり、リベンジなるか!?という
大一番勝負を征し「優勝」を手に入れ、この子たちの目標であった都大会出場を果たしました。
このとき驚いたことがあり、姫が中学で優秀したときにもらった優勝カップが○十年後も
まだ健在で使用されていました。
そして小姫と姫の名前が親子して優勝カップのリボンに刻まれ残りました。
名字が違いますので、誰も親子で同じ優勝カップを手にしたことを知る由もないですが…
隠された秘話みたいな感じかな(*^^*)
小姫が中学を卒業して進学先に選んだのは姫の母校。
当時の顧問の先生が校長先生になっていて、ビックリ。
あれから○十年経過したけれど姫の顔を覚えてくれていました。
小姫は校長先生から「○○(姫の旧姓)の子」と呼ばれています(笑)
自分の出身校ですが、この高校が飛んでもない兵揃い。
姫の時代より更にすごいことになっていて、全国から優秀な選手が集まってきています。
優秀な選手といのうは、対外はジュニアと呼ばれる小学生または幼稚園からそのスポーツを
やっています。
サッカー、野球、水泳、だいたいスポーツは何でもそんな感じですよね?
そしてその中でも特に優秀だと「アンダー」と呼ばれます。
将来国際大会で日本代表として活躍できる選手になるように、育成プログラムを与えられる
選手として選ばれます。
そんなアンダー選手がいる集団に小姫が飛び込んだ訳ですから、もう死に物狂いでやるしか
なかったと思います。
入学して同級生に最初に言われた言葉が「高校から始めるの?」だったと小姫から聞きました。
それほどの差があり、追いつくことが出来ないキャリアがありました。
月曜~土曜の練習は夜9時ぐらいまでありますので、10時に帰宅したら夕飯を食べて
お風呂に入って寝るだけ。
朝4時に起きて再び学校へ戻っていくって感じです(汗)
日曜日は夕方6時に練習が終りますので、それからあと2時間。
姫や姫の知り合いと自主練をして、エリート集団に少しでも追いつきたいがためにコツコツ練習を
してきました。
高校に入学してからの大会は、東京都全域で行なわれますので、個人戦は700ペア前後が
エントリーしています。
1年生の時は、なかなかベスト64に入ることすら出来ず、自分でも悶々としていたようで
更に上の戦績を狙いたいので自主練を始めたようです。
すると高校2年に進級してからは、悪くてもベスト64。大体はベスト32。
これが秋になると、いつもベスト16に入るようになりました。
でも、ベスト16ではダメなんです。表彰は、ベスト8からなんです。
2位じゃダメなんですか!?って言う名言がありましたが、ベスト16じゃダメなんです(笑)
自分でも頑張った証、頑張った記録が欲しいと思っているようで、小姫はいつもベスト8が目標に
なっていたと思います。
でも結果的には、インターハイで個人戦には出場できず夢破れたってところです…
ただ、頑張った証しが一つ残りました。
4月に関東大会の東京予選があって、ベスト16に入ると東京代表の出場権が与えられるので
このときもやはりベスト16に入った小姫は、5月末に宇都宮で開かれた関東大会に
出場できました。関東大会の結果はベスト64でしたが(笑)
東京のレベルは他府県より高めと言われている中で、無名の選手であった小姫は
努力した方だと褒めてあげたい(親馬鹿ですが)
「東京じゃなかったらインターハイに出場も叶ったかも知れないね…」そう周りの人に言われると
親としては複雑ですが、小姫はきっと夢は叶わなかったけど普通じゃ味わえない体験をした
高校生活だった!!と言い切って後悔はしないんじゃないかと思います。
明日は小姫の最後の試合になる国体予選です。
これはベスト4に入ったペアが国体選手として、東京都少年女子の部の代表で長崎に行きます。
最後の試合は順位より自分の力を出し切った!!と思えるような試合をすれば良いと思っています。
後悔のないようにするのが今はベストだと思います。
この後は選手としては試合に出場しませんが、インターハイに個人戦で出場する仲間や
団体戦は東京代表ですから、その選手を応援するサポート側にまわります。
そしてお化粧やツケマして街を闊歩する女子高生とは真逆の女子高生の夏が終っていきます(笑)
お化粧は出来ませんが、片手で腕立て伏せなら出来る女子高生の夏が終っていきます(笑)
部活が与えてくれた経験がこのあとの小姫の人生に大きく役立ってくれることを
姫は期待しています。
ジュニアとかアンダー選手達に勝つことは出来なかったけど、
それは人生に負けたことではないんだからね。
自分が選手としてプレーしているときに、早々に負けた仲間がサポート役にまわってくれたこと
(感謝する心)
劣勢からファイナルゲームまで持ち込み逆転勝ちしたときのこと(あきらめない心)
そのほか、協調性とか、優しさとか、気配りとか…
実は部活を通していろんなことを学んだことに気付いてね(*^^*)
小姫18。青春っていいな~
羨ましい。
時間は取り戻せないから、次のステージでもまた輝いて進みなさい。
29の姫ママより。
(計算合わず・爆)
■ お知らせ ■
9月3日(水)tc2000にてグリップ限定走行会を開催いたします。
かき氷食べ食べ一緒に走りましょう♪
「29才の姫に会いに来たけど、今日は来ていないんですか!?」って言ったらダメだよ(笑)