つみたてNISAを始めるにあたり、世界経済インデックスファンドにした理由です。
まずは、ポートフォリオを組むのが面倒だった(爆)
ポートフォリオとは、1つのファンドに集中して投資するのではなく、株式、債券、不動産など複数のファンドを取り入れてバランスを保つもの。
しかし、1度組んだら終わりではありません。
運用していくうちにバランスが崩れていきます。
説明すると、例えば、株式ファンドと債券ファンドを50%ずつ組んだとします。
ところが、運用していくうちに、株式相場が上昇。
すると、株式ファンドの資産価値が大きくなり、持っている資産で株式ファンドの比率が上がっていくと、いつの間にか、資産の比率が最初は株式と債券の半分半分だったのが株式75、債券25となります。
すると、持っている資産が株式偏重になってしまい、株式市場が暴落したら、大損となってしまいます。
そうならないためにも、資産の調整が必要になります。
この場合、株式ファンドの比率が高くなったら、高くなった25%を売却して、その分の債券を買えば、最初の通り資産比率が元通り。
これをリバランスと言います。
ポートフォリオを組むなら、これが必要になります。
けど、投資を仕事としているならまだしも、普通に仕事をしてて、日経新聞を見たり、株式相場をチェックする訳にはいきません。
そこで、投資信託のもう1つの選択肢として、バランスファンドがあります。
これは、1つのファンドにあらかじめ株式や債券などを組み込んでいるもの。
また、バランスが崩れてもファンドがリバランスしてくれます。
簡単に言えば、ほったらかしでもちゃんと運用できますというものです。
デメリットもあります。
例えば、株式100%のファンドに比べて値動きが緩やかです。
株式ファンドでは、10儲かったのに、バランスファンドは5しか儲かりません。
これは、株式と反対の動きをする債券が足を引っ張り、儲けが押さえられたからです。
逆に、暴落で株式ファンドが10損した場合は、バランスファンドは5しか損しません。
これは先ほどと同じで、債券がブレーキの役目になり損を回避できたからです。
このように、バランスファンドは値動きが緩やかで、儲けは少なくなりますが、いざ損をした場合も緩やかになります。
投資信託の世界でバランスファンドが人気なのは、これがあるからです。
では、世界経済インデックスファンドの中身です。
投資先が国内外で複合資産とは、日本を含めて世界の複合資産への投資。
世界へ向けて、株式や債券などを投資するものです。
世界経済インデックスファンドはベビーファンドと呼ばれ、そこからそれぞれの資産のマザーファンドに投資していくもので、ファミリーファミリーと呼ばれています。
このファンドの最大の特徴、各国のGDPの比率で、投資先を決めています。
この手のファンドは、各国の資産で決めますが、GDPで決めるのはこのファンドの最大の特徴です。
投資の種類ですが、半分株式、半分債券です。
それで、日本5%、先進国30%、新興国15%となっいます。
バランスファンドの特徴、資産に乖離が出たら、リバランスします。
各投資先です。
バランスファンドで投資先も多いので大きくてもコンマの世界です。
日本はやはり筆頭はトヨタ。
先進国は、アップル社やマイクロソフト社ですね。
で、気になるのは、新興国投資先がケイマン島となっています。
このケイマン島は租税回避地です。
え?ヤバいところに投資?と思いきや、会社をよく見れば、アリババ。
そうです、中国企業です。実は、中国の大企業の多くがこのケイマン島に本社を構えているからなのです。
新興国と言えども、中国は世界に影響力ありますから。
あと、資産規模です。
投資信託で怖いのが、繰上償還。
これは、ファンドに資金が集まらず、強制的にファンドが終了してしまい、儲かっていようが損していようが、強制的に現金で返されるもの。
世界経済インデックスファンドは、19年7月27日現在、620億円を越えています。
かなりの資金が集まっていて運用は安定しています。
運用成績です。
いいときもあれば、悪いときもあります。
実は、このファンドのメリットでありデメリットでもあります。
その原因は、新興国比率。新興国の債券、株式は15%ずつ。言わば30%が新興国投資。
新興国は政情や経済が不安定ですが、儲かるときはめちゃくちゃ儲かるので、ハイリスクハイリターン投資。
同じバランスファンドでも新興国比率が高いので、バランスファンドですが、ちょっと暴れ馬な感じ。
これを吉と捉えるか凶と捉えるかです。
ですが、これだけ多くの資金が集まっているので、支持されているようです。
気になる費用です。
購入手数料ですが、通常はこれだけかかりますが、つみたてNISAなので、これはかかりません。
信託財産保留とは、ファンドを売ると、手数料がファンド資産を使うので、ファンドを持っている人に損害が出るので、ファンドを持っている人に対しての迷惑料みたいなもの。
信託報酬です。言わば、ファンド手数料。
0.1%台が多くあるのに、0.54%はちょっと高め。
ですが、このファンドは、インデックスファンドとあるのに、運用手法はアクティブ手法なので、つみたてNISAではアクティブの仲間。
そんなアクティブファンドでは一番安いです。
以上が世界経済インデックスファンドでした。
これが私のつみたてNISAのファンドです。
しかし、投資はこれだけでおわらなかった(爆)
つづく