オッティ君の水温がちょっと気になったので念のためにラジエターサーモ交換してみました。
早速結論?
サーモの異常は無かったような?
構造上の誤差?かエアー混入だったかもです。
せっかくなので日記にしました。
事の始まりは・・・
今季の冬から・・・通勤時に温まりが遅い気がしてました!
多々道10数キロの通勤、外気温は一桁代にて20分くらい走行でやっと社外追加水温計が反応!
60-70-80度と上がるのですが、走行でまた下がってくる?70-60-50・・度
冷え過ぎ?かと思えば信号待ち時には80-90度と上昇?
こりゃきっとサーモ不良では?
開閉制御のバネが折れたりしているのではと想像・・・
中途半端に空きっぱなしで必要なときには全開できないのではと思いました。
早速日産Dさんへサーモ手配・・・2300円位だったような。
早速交換作業
その前に、インタークーラーの真下辺りにサーモが見えるのでインタークーラー撤去です。
取り外すとサーモが見えてきました!
サーモカバーを外し・・・サーモ本体とご対面
予想通り?接合部分のガスケットは外す作業にて傷んでしまいます。
注文したサーモにはガスケットも付属していたので同時に交換しましょうね。
外したサーモを早速確認するも・・・
バネとか折れていない?
88度で開閉するオッティのサーモ
鍋で煮てみます・・・・・・・爆;
ついでに缶コーヒーも温めました 笑;;
沸騰直前にサーモが開きました! これって正常では?
下記画像の矢印部分が熱で反応し伸びてバネを押し上げ弁が開く構造です。
となると・・・原因は何?
ラジエターキャップ?
いや、キャップ不良でも水温立ち上がりには関係ないはずですね
ここで図解
高度な図形ソフトなど無いのでエクセルで書きました 汗;;
純正の水温センサーはサーモ弁よりエンジン側に付いてますが、追加メーター用のセンサーは
サーモの後ろに付けてます! 一般的な付け方かと・・・。
思うに、初期暖気運転時はエンジン内はそこそこ温まり純正の水温センサーは温められているが、
サーモによって水路を塞がれた後の追加メーター用センサーは冷水のままの為低温表示になる!
88度で開閉すると一気に熱水が流れ出すので追加センサーは急激に温められ水温計が上昇!
冬場の走行ではラジエターにて十分冷却されるので再びサーモは閉じる!
そこで追加センサーは外気に直接冷やされた実際のエンジン内水温より低く表示される!
構造上こんな感じなんでしょうねー。
せかくなので、かねてから疑問に思ってた事を調べてみました。
まずは、サーモについている小さな重り?のような部品
何のために付いてるの?
ジグル バルブって部品らしく、エンジン内の冷却水に混ざったエアー抜き用のようですね
オーバーヒート時など冷却水が沸騰しても気泡ができるのでいち早く気泡をエンジン外(ラジエター側)へ送るために有るようです。
次に、ラジエターキャップ
ラジエターキャップはただのふたではない・・・。
通常はバネで二か所とも閉じています。
高温/高圧(0.9km/cm2)以上になると大きな弁が開きリザーバータンクへ温水(エアー含む)が流れ出す。
停車後水温が下がり内圧が下がると小さな弁が引かれてリザーバータンク内の冷却水がラジエターへ流れ込む。
この時リザーバータンク内の冷却水が少ないとラジエター内へエアーを吸い込んでしまうことになるので水量は日頃から確認しておきましょうね。
当然ですが、完全に冷えている時にラジエターキャップを開けてラジエターの水量も確認しましょう。
ラジエター/エンジン内の水圧を上げている(0.9km/cm2)
平地では水は100度で沸騰しますが、高地では95-90-85度と標高により沸点が変わる
キャップが無いと100度未満で沸騰しエアーが発生し冷却できなくなる!
加圧することにより100度を超えても水が沸騰しないようにしている!110度位まで・・?
競技用パーツではこのラジエターキャップを強化し1.5kとか1.7kとかのキャップも販売されてますが、確かに沸点は上がりますがその分水圧も上がり・・場合によってはラジエターホース破裂とかラジエター本体破裂、最悪エンジン本体内の水路にクラックが・・・って事になりますよ!
むやみにスポーツタイプ?のキャップを付けるのはどうかと思います。基本純正でOKかと。
話は作業内容に戻りますが、今回はクーラント液も入れ替えしました。
手順は普通にラジエター下より抜出しそのまま続けて水道水を流し込み内部を洗浄させました。
軽自動車でいったいどれ位の水で冷やしているのでしょうか?
実験
ペットボトル1.5Lにて試に注水・・・
約2Lで満了?
少しエンジンを回しエアー抜き・・・
追加で給水・・・
結果2.5L程で満タンになりました!
想像より少ない!
たったこんだけで冷やしていたとは驚きです。
10L位入っているかと思ってました 汗;;
作業を終えて・・・本日で一週間・・・
ちょっと気になることが
走行中にクーラント液独特の匂いが車内へ流れ込む 汗;
給水時にこぼれた液が蒸発して匂うのだろうと思っていましたが・・・・
エンジンルームを覗くとサーモ付近よりクーラントが絞り出された跡が有ります!
漏れてる!
サーモパッキンの付け方か締め付けが甘かったのか?
再度インタークーラーを外して確認すると・・・・
サーモからラジエターへのアッパーホース付け根から流れているようです!
原因は
ホースを差し込み過ぎていました!
更に、抜け/漏れ防止のクリップバンドが当初の位置より若干ずれた場所で留まってます!
これって結構重要で、クリップバンドの左右上下微妙なズレでも高圧の水やオイル/エアーは漏れます。
分かってはいたのですがついいい加減な取り付けでした 汗;
きちんと元通りの箇所に止めて走行テスト・・・異常なし! 漏れなくなりました。
と言うことで、今回はサーモ交換日記と言うか失敗談でした。