今までi-MiEVに複数回運転させてもらい
「
ワンコインおためしアイ・ミーブ」でも2回貸してもらいましたが
最大でも4時間までで、少なくとも西日本三菱・大阪支店では
平日のみ(休日は試乗車として使うので仕方ありませんが)でした。
休日に長く乗りたいと考えていたところ、「
京都市EVカーシェアリング事業」というのを知り、
幸い1月30日に午前と午後の丸1日予約できたので乗ってきました。
当日は
福井県の北陸道では800台が立ち往生するような状況
ということもあり、東からお越しのmobile_maniaさんは残念ながら欠席。
(あの状況ですので欠席されて正解だと思います)
朝までMMF2010スタッフ打ち上げで近江八幡にいたので
JR山陰本線円町駅近くの
貸出ステーション に向かいつつ相方捜し。
琵琶湖大橋を渡った頃、秀作さんと連絡が取れ、七条で落ち合うことに。
シャリオに二人乗りで
貸出ステーション へ。
通常のレンタカーと違い、借りる人自身で手続きして出発!
この辺りの関連写真は
こちら!
事前説明会で走るのに制約がない(京都以外に出て行っても良い)と確認していたので、
より距離を乗りたかったのと充電スポットの位置を考えて時間と距離の有効活用のため南下。
阪神高速京都線・上鳥羽ランプ
↓
第二京阪道路
↓
近畿道
↓
阪和道・松原ICと走り、西日本三菱(株)藤井寺店を目指しました。
人によってはアイドリングがないことに
違和感を覚える人もいますがしばらくすると慣れるみたいです。
(普段からアイドリングストップを行っている私は全く違和感がありません)
また今までのガソリン車とは違う気持ちよさ!
スムーズなので体感的にはさほどでもない?と思って
メーターを見ると「こんなに出てるの?」と言いつつ車を走らせました。
シートヒーターがないので暖房をそれなりに使いつつ
i-MiEVの性能の良さを体感していると距離的には十分余裕を持っていたものの
最後はナビでルート設定して目的地までの距離と走行可能距離表示とをにらめっこしながら到着。
満充電から63.1kmの走行で走行可能距離表示:2km、
充電器マーク点滅、残り目盛りはありませんでした。
事前に電話をしていたおかげか到着と同時にお店の方が来てくれました。
コネクターが旧型だったにきちんと接続できていなかった?
充電前のメーター写真撮影でREADY状態のままだったから?
か何度か充電を試みてようやく
充電開始。 30分で充電が終わり、写真撮影後更に南下。
この辺りの関連写真は
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当初の予定 では貝塚市内で温泉に浸かる予定をしていましたが
出発時刻が当初より遅くなり、返却期限に間に合わなさそうな感じ
になってきたので貝塚行きを諦め、阪和道・岸和田和泉ICで下車。
西日本三菱(株)岸和田店を目指しました。
距離が短かったこともありドキドキせずに西日本三菱(株)岸和田店に到着。
西日本三菱(株)岸和田店に到着時は
強風+それなりのハイペース+温度MAX・風量弱の暖房だったせいか
37.5kmの走行で走行可能距離表示:10km、充電器マーク点滅、残り目盛り:2つ でした。
ここでの特筆は充電コネクター。
私は初めて使う新型タイプでした。
今回は一発で充電開始。
これ位使いやすくないと「誰でも簡単に充電出来る」とは言えないような気がしました。
待っている間、女性営業さんがテーブルに来てくれて色々とおしゃべり。
やはりあのボディカラーと「KYOTO」の文字は気になるようで。。。
ここでも約30分で充電完了して走行可能距離表示が65kmとなり営業所をあとに。
実はここまで昼食を取っていなかったので近くの神座・岸和田店で遅めの昼食。
時間優先で「おいしいラーメン」(ラーメン並)を注文。急いで食べてここから北上。
この辺りの関連写真は
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充電完了時の走行可能距離表示が思ったより短かったので
西日本三菱(株)岸和田店からは空調を一切止めて
堺泉北道路
↓
阪和道
↓
近畿道 と走り、西日本三菱(株)茨木店を目指すが、
通称:万博環状線で走行可能距離表示が「---」となりそうとなったので
GOLD STOREHOUSEさんへ直電して緊急相談。
「走行時ECOモード+減速時Bモードでゆっくり走れば7~8kmは多分OK」
と教えてもらっている最中に走行可能距離表示が「---」に。
電話終了後、JR茨木駅手前でついに「亀マーク」も点灯!
さすがに到着するまではドキドキでした。
途中まではそれなりのハイペース。高速残り約1/5以降はのんびりペース。
一般道はEcoモード+減速時Bモード。
空調OFFだったものの岸和田から63.6kmでかなり冷や冷やしました。
北陸道がマヒする夜の気温が影響したみたいで、残り5km表示あたりから
距離表示の短くなるのが早くなったような印象です。
岸和田店から事前に連絡を入れてもらっていたもののすんなりとは充電できず、
お店の方に充電をお願いしてショールームで待機しました。
お店の方によると残り8%から充電を開始したそうです。
北陸道がマヒする夜の気温が影響したのか?思うように充電出来なかったそうですが、
貸出ステーションへの早期返却を優先してお店を後に。
名神高速・茨木IC
↓
名神高速・京都南IC と走り貸出ステーションへ。
茨木から33.0kmをそれなりのハイペース+温度MAX・風量弱の暖房で
走行可能距離表示:8km、充電器マーク点滅、残り目盛り:2つで到着。
車内に積んであるファイルに綴じてあるアンケートに記入&
事前に善意で準備していた今回の走行ルートを印字した紙をファイルに綴じて保管位置へ。
忘れ物がないかを確認し、カギをグローブBOXの規定位置に収納して
単相用充電ケーブルを接続し充電開始を確認。最後にICOCAで施錠して返却完了。
今回の走行距離:197.3km
オドメーター:14149km でした。
この辺りの関連写真は
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このあと近くのジャスコでうどん。
写真交換と料金を精算してシャリオにガソリン給油後、秀作さんを送り届けて帰宅しました。
今回カーシェアリングでそれなりの距離を走って感じたことを列記します。
・電気自動車にシートヒーターは必須!
i-MiEVの場合、現在のところ寒冷地仕様でないと選べませんが
想像以上に暖房は航続距離に影響します。
シートヒーターは電装品用バッテリーから給電されるので航続距離にさほど影響されません。
・やっぱりナビがあると安心感が違う!
今回、高速道路がメインで暖房を使う想定をしていたので
充電スポット間の距離は短めにしていたのですが、充電スポットまでの距離が
具体的な数値で表示されるのとそうでないのとでは安心感が違います。
このブログを読んでいると思われる三菱自動車EV担当の皆さまへお願い!
・シートヒーターの少なくとも助手席を含めた標準装備化を!
i-MiEVの場合、現在のところ寒冷地仕様でないと選べません。
ガソリン車でシートヒーターを選択する人がほとんどいないですが、
暖房が航続距離に与える影響を考えると装備することによる価格上昇は
全く問題のないレベルだと思います。
出来るならば定員分の標準装備化を望みたいですが
少なくとも運転席と助手席の標準装備化を要望します。
・航続距離は現状の10・15モードで160kmが最低限!
現在、雑誌を見ていると「少しでも安くして欲しい!」と言う要望の対応策として
電池の積載量を減らして価格を安くした廉価版を検討中と言う記事を見かけました。
10・15モードで160kmと言うのはご存じの通り
空調を一切使わずにプロドライバーさんが運転した場合のデータです。
気候の良い時期でも一般ドライバーが一般道で160kmなんて出すことはほぼ不可能です。
今回は満充電からスタートして約7時間で急速充電を3回行いながら
197.3kmを走りましたが、個人的な感覚ではこれが最低限の航続距離と感じました。
20万円程度の車であれば航続距離が短くても「値段が値段だから」と納得するでしょうが
そうでない限り、航続距離が短くなれば「●万円出して買ったのにこれだけしか走らない!」
とi-MiEVに対するイメージダウンに繋がりそうに思います。
私としても「価格を安くして欲しい!」と言う希望はありますが、
あくまで「航続距離はそのままで値段を安くしてほしい!」と要望します。