5月目前のロシアGPは、色々な来季に向けた発表があります
その中で、今回は今シーズン中の話
Balance of power(BOP)勢力均衡をやるのかと思えば、ちょっと違う感じですね
まぁPUだけ、BOPやっても、レースが混沌となる訳ではないですから
まだ決まって無い話ですが
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【F1】 ホンダの0.3秒以上遅いF1パワーユニットために特別救済措置?
F1 ホンダ 遅いF1ストラテジーグループは、
ホンダが他のF1メーカーに追いつくことを支援するために特別な救済措置を検討する。
ホンダの新型F1パワーユニットの信頼性問題とパフォーマンス不足により、
マクラーレンは非常に厳しい2017年のスタートを切った。
FIAとF1メーカーは、
12ヶ月前に現在のターボハイブリッド規約を2020年まで維持することに同意したが、
同時にエンジンパフォーマンスを同等にするための計画も話し合われた。
FIAは、開幕3戦後に各メーカーのF1パワーユニットのポテンシャルを分析し、
バルセロナサーキットに換算して各パワーユニットに0.3秒以上の差があった場合、
ストラテジーグループが介入することになるとしていた。
昨年のF1スペインGPで、FIAのエンジン責任者を務めるファブリース・ロムは
「我々は開幕3戦における全車の全ラップをチェックする」と述べていた。
「レース毎の各パワーユニットのベストを平均化する。
それによって各パワーユニットメーカーのパワーユニットのパフォーマンスの
インデックスができるはずだ」
「我々にはバルセロナトラックでのこのインデックスの基準があり、
我々はそのインデックスをラップタイムに換算し、バルセロナでのラップタイム差をチェックする」
月曜日のストラテジーグループの会議では、
ホンダを救済するためのプランが話し合わせることになるようだ。
FIAによるエンジンパフォーマンスの同等化も進行しているが、
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、
救済の可能性には懐疑的だが、ホンダの状況を議題に挙げると述べた。
「我々が議題に挙げなければならないことだ」とエリック・ブーリエは説明した。
「全員が我々にパワーユニットからより多くのパフォーマンスを引き出すことを
望んでいるわけではないと思う。
そこが、現在、我々がいるポジションだ。
だが、F1にとっては公平な競争の場があった方がよりフェアだと思う」
「私が言っているのは、
誰かが最高のパワーユニットを倒す手伝いをしてくれるというわけではなく、
パフォーマンスに関して0.3秒の範囲内にいることを手伝ってくるということだ」
「F1にとって、それはよりフェアで良いことだと思う。
他の自動車メーカーやエンジンメーカーがF1に参戦するためにより魅力的になるだろう。
ファンにとってもコースでのレースが接戦になることはとても良いことだ」
「我々が競争的な世界にいることを除き、全てのチェックボックスを確認することになるだろう。
多くの人々が我々がその部分で結果を出すことを望んでないことはわかっている」
エンジン開発の凍結が解除され、トークンシステムが廃止された今、
ホンダを救済するための規約のオプションは制限されている。
1つの可能性は、ホンダが信頼性への比重を減らして、開発を進められるように、
追加のコンポーネント仕様に対するペナルティを撤廃することが考えられている。
今シーズン中にホンダを救済する処置については、
他のF1チームからの全会一致の合意が必要とされる。
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この辺は、ホンダ自体のF1への甘さが招いたことなのだと思うのだが、
この規約があるので、あえてやった可能性も拭えない
まぁ後から意見なので分からないが
要は、スーパーGTの様な、バラストの追加や、ターボ過給圧制限や、燃料制限ではなく
壊してもいいから、ドンドン、エンジンなり、ターボなりを交換していいよ
ってことにしましょうって話
要は、ホンダだけ昔のF1の体制へ戻しましょうって話
現状交換基数制限があるので、
新しいアイディアを試してパフォーマンスアップ出来ない状態を緩和して、
より競争力を高める話なのですが
いいのではないでしょうか
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マクラーレン 「ホンダはトークンの廃止でかえって後退した」
マクラーレンは、ホンダはF1パワーユニット開発のトークン廃止によって
与えられた機会にかえって“後退した”と考えている。
トークンシステムは、
V6ターボパワーユニットの開発を制限することでコストを統制するために導入されたが、
それはホンダがエンジンを標準レベルへと改善させるための大きな変更の妨げとなった。
2017年シーズン前にトークンは廃止され、
ホンダは2017年型のF1パワーユニットで大きな進歩が期待されたが、
完全に新しいパワーユニットは信頼性に欠き、パフォーマンスを引き出すことに苦労している。
実際、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、
トークンシステムが廃止されたことで、ホンダがすでに学んだことを捨てたことによって、
開発が間違った方向に進んだと考えている。
「トークンは、エンジンのための戦略を妨げてはいなかった。
幸運にも、今はトークンはないし、明日にでもエンジンを100%を再設計したければできる。
トークンがあったらそれはできなかった。今年、我々のエンジンの設計とレイアウトは異なる。
我々は後方に進んだ」
エリック・ブーリエは、最新エンジンにはライバルよりも多くのポテンシャルがあり、
ホンダは問題を解決するために懸命に取り組んでいるが、
現在のパワーユニットの複雑さによって“時間をかけなければならない”と語る。
「パフォーマンスを発揮するエンジンを組み立てるのがいかに難しいかを示している。
それをどのようにやり、いかに早くそれができるかという問題を引き起こしていると思う。
もちろん、彼らは多くのことにトライしているがね。
彼らはとても一生懸命に仕事をしているし、関与する多くのリソースがある。
だが、このエンジンのポテンシャルを解放するための鍵を見つけなければならない」
「冬季テストの不足によって、彼らはダイナモでの仕事のやり方を変える必要があると思う。
彼らはパフォーマンスをブレークスルーさせることにトライする必要があるが、
それは実現すると思っている」
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と、マクは、ほざいておりますが
これは個人的には間違えだと思っている
2016年ICE(エンジン)は、既に燃費上、限界に来ていたと思われる
確かに、多少なりともパワーアップは出来たかもしれないが
更なる燃費節約の為にリフトアンドコーストを要求される
それは、現状のF1が如何に燃料を投入しているかである
燃料タンク制限がある限り、燃費の向上を行い、如何に長い間アクセルをONすることが出来るか
その為にMGU-Hや、MGU-Kからの回生能力を高め、バッテリーに多くのパワーをため込み
ICEを止めている間に使うことを出来るか
この辺がエンジンマッピングの妙である
しかし、去年の段階で、既に燃費向上が限界に達しているのは明らか
というか、周りの燃費向上が早すぎる
その為にホンダは新しい技術を入れたのです
この辺は、メルセデスPUが一歩先を行っているようで、予選の一発は
個人的には、この辺のノウハウが影響しているような気がします
で、今回、この基数制限が解除されるのなら、それこそ、他のメーカーやチューナー屋が
参入出来る可能性が出ってくる
みんな、あとから入ったホンダや、初期開発が失敗したルノーの苦労を観ているから
最初に成功しないと、どうにもならないって分かってしまった
2020年以降の新規格に関しても、布石の為の処置になるかもしれません
要は、お金の問題になるのですが、色々アイディアを投入して、追い越せれば
次のメーカーの制限が外れ、またチャレンジできる
で、全ての開発が飽和になったころに、新規格・・・?
リソース不足で倒れそうな気がするが・・・
まぁどの様な判断をされるか見てみましょう