Koji GSⅡのブログ一覧

このほど，当ガレージのカペラAPの縁談がまとまり，長らく保管をお願いしていたオークラオートサービスさんから旅立つことになりました。

昨年，当ガレージを旅立ったカペラロータリークーペGSⅡとは違い，1974年に行われた，初代カペラのビッグマイナーチェンジで，サバンナ似のフロントマスクになったモデルです。


数年前に調査したところ，カペラロータリーシリーズの車検残のある現役車両は，セダンとクーペを合わせて44台でしたが，カペラAPの現役車両はさらに少ない4台と言うことで，大変貴重な1台です。



ちなみに，こちらは昨年の門司港レトロカーフェスティバルでのヒトコマですが，左のカペラAPは4台中の1台，右のカペラロータリークーペは44台中の1台と言う，奇跡の2ショットでした。

当ガレージのカペラAPは，元々屋外放置の期間が長かったようで，外装の痛みやダッシュ割れは有るものの，オドメーターは11,000km台で，不動だった12Bロータリーエンジン（通称新型12Aエンジン）は，主治医の手によって簡単に息を吹き返し，燃料タンクの清掃＆コーティングとラジエーターO/H，ブレーキの軽整備で自力で動けるほど元気が良かったです。

残念ながら，経済的な事情で路上復帰させてあげることは出来ませんでしたが，このクルマの価値を理解して下さり，譲渡を申し出てくださった方がいらっしゃいましたので，悩んだ末にお譲りすることにしました。

一人のサラリーマンが，一生クルマの面倒を見てあげるのは現実的に不可能ですが，特に旧車の場合は，次のオーナーさんに責任を持ってバトンタッチするのが最低限の責務と思います。

幸い，次のオーナーさんもマツダの旧車に造詣の深い方で，安心して託すことが出来ました。

クルマの方は，既に一部レストア作業に入っているのですが，再び綺麗に仕上げて路上復帰させてくださると思います。

なお，このカペラAPが路上復帰した暁には，現役車両が4台から5台に増えますが，現在生き残っている4台はすべて「GSⅡ」グレードで，このカペラAPは「GS」なので，貴重な1台になると思われます。

当ガレージで一番目立たない存在？のカペラAP君

現在、岡山県某所にグランドファミリアAPと共に保管してもらっていますが、カペラAPの方が入庫が１年先輩だったりします。

カペラAPのフロントマスクは中期型以降のサバンナにそっくりで、いま見ると結構精悍な顔付きをしています。


エンジンは、規制前の12A型ロータリーエンジンに代わり、公害対策済みのAP（アンチポリューション）システム付きの、新型12A（社内呼称12B）エンジンです。

当ガレージで現役稼動中のカペラロータリークーペより更に販売台数が少ない希少車種なので、探しても中々見つかりません。

入手した時はエンジン不動だったのですが、現在はバッテリーさえ繋げば一発で始動するようになっています。



AP（公害対策）仕様の特徴である、ディヒューザー付きの『弁当箱マフラー』が特徴ですが、久々の始動と言うことで、燃料にオイルを混ぜたりしている関係でマフラーから白煙が出ていますが、暫く高回転を維持して回してやったらすこぶる快調になりました＾＾

アクセルオフ時の『パラパラ』音は、我が家で乗っていたサバンナAPも同じような音がしてたと思いますが、調子の良いAP車ならあまり出ないとのことです。

諸般の事情で、当面路上復帰させる予定は有りません。

恐らくグランドファミリアAPの路上復帰を優先させると思います。

岡山県高梁市のオークラオートサービスさんに置いてある怪しいクルマ・・・。

多くは語りますまい（笑）

詳細は本家ブログにて。