ロドスタで青森に行ってみた③　最終回

ロドスタの旅も最終日となりました。
帰り道ってのは、やはり寂しさがありますね。
ホテルで朝飯を食べ、荷物をまとめてロドスタのトランクに入れて出発。
今日は前々から行ってみたかった「水沢航空科学館」へ。

１０時に着いて受付のおねーさんに「子供１枚」って言ったら「年齢は正直に申告してくださいね」と笑いながら言われたpostpapaです。
展示室に入るとドーンと現れるのがこの機体。

世界初の太平洋無着陸横断飛行を成し遂げた「ミスビードル号」（復元）です。

色々展示してありますが別室にあるこれが見たかった。
零戦２１型です。
近くで見ると大きいですね～
栄エンジンを搭載した機体は１０００馬力を補う為に軽量化が徹底されてます。
当時米国機が１３００～１５００馬力のエンジンだったので軽くするしか無かったんでしょうけど。
燃料タンクの被弾用のゴムまで取って軽くしたんですから、弾が当たって火だるまになったのは当然ですね・・・
係のオジサンが説明してくれるんですが、どうもスバル好きのようで・・・
栄エンジンは中島飛行機が作って・・・
今のスバルですね～この中にスバルに乗ってる方いらっしゃいますか～？
誰も居ません・・・
自分が昔スバルに勤めてましたと言ったら、もう満面の笑みで「おぉそうですか～スバルにね～」
耳元で「スバルは日本一のエンジンですよね」と囁かれました(笑)
よっぽど嬉しかったのか、立ち入り禁止のチェーンを外して「主翼の所で写真撮りましょう」と。
立って撮ってもらったら、「機体に手を掛けてください」と。
機体に触らないで下さいって看板あるんですけどね(笑)
で、オジサン指定のポーズで撮ったのがこれ。

スバルに居たお陰で得しました(笑)

こちらは一式双発高等練習機の「キー５４」です。
少年兵３名を乗せて十和田湖に墜落。
最近発見されて引き上げられた機体で、修復はされていません。
１６歳の少年兵達は零戦パイロットとして訓練されますが、この頃は空中戦では無く２５０ｋｇ爆弾を抱えて突っ込んで行く特攻隊員としての訓練でした。
亡くなった少年兵の１人が九州出身で、母親が遥々何日も掛けてこの地までやって来て十和田湖の畔でじっと湖面を見つめていたそうです。
悲しい話でした・・・

外に出ると屋外にも展示されてる機体が沢山あります。

Ｆ１０４スターファイター。
これはコクピットに乗れました。

御満悦状態です(笑)

Ｔ２ブルーインパルスですね。

Ｆ４ファントム。
これも有名な機体ですね。

自分と比較すると機体の大きさが分かると思います。
結構大きな機体でした。
戦闘機ですがミサイルや爆弾をたっぷり装填出来た機体ですから。
ヒューズ３００やＬＲ－１などもあり、コクピットにも座る事が出来ます。
飛行機好きには堪らない場所ですよ。
３０分くらいかと思ってたら２時間以上過ぎてました(笑)
友人Ｋ氏からメールが来て、近くのリサイクルショップに米兵が売ったモノがあったりするから覗いて見たらと。
ウロウロしてたら米軍基地のゲートへ着いちゃって、慌ててＵターン。
ロドスタ撃たれたくないし(笑)
結局探しあぐねて帰路へ。
高速で真っ直ぐ帰ってもつまらない・・そうだ田沢湖に寄って行こう。
松尾八幡平ＩＣで下りて田沢湖へ向かったのですが、着いたのが５時少し前。
開いてるお土産屋さんが１件。
早く買わないと閉めちゃうよ～とオジサン(笑)
お土産を買ってトランクに放り込んで写真撮ったら薄暗かった。

画像では明るく見えますが、もうライト点いてます。
下道帰ると１０時過ぎるので、高速ですね。
と言っても盛岡までの横移動５０数キロ。
ちょいとペースを上げて走り帰宅したのが６時半。
この日は約５２０ｋｍ。
終わってみれば１３５０ｋｍ走り燃費１８ｋｍ/Ｌ。
ロドスタ・・頑張ったね～
お陰で楽しい時間を一緒に過ごせました。
ありがとね。