シャコタンでもシャコタカでもない
本来あるべきノーマルのような自然な高さにセットした我がロードスター♪
●アライメントまで、やったら かなり良い感じになった
リアのトーがやりにくいところにあったりして、あっさりとDIYはやめて、おなじみの川口の某K●Sさんできっちりやってもらいました。1万円で、1時間ちょいで、フルアライメント完了。もし自分で毎日、夜な夜なやったら、完成まで毎日二週間ちかくやることになるのが免除されるとおもえば、安いものだ。
アライメント調整当日までに、車高の前後を微調整。 リアは今後触らなくて済むようにこれで最終決定!と呼べる車高にセット。フロントのアライメントは気楽にリセッティングできるので、今後車高バランスに不満がでてきたら、フロントだけの上下で対応すればいい。バネがなじんで車高が下がってしまったら、アライメントとったときの車高に戻せばいい。わずかに傾斜したウチの駐車場なので、水平になるよう用意した台を敷いて、あらためて4輪の車高を計測。これでアライメントとったときの車高データも確保した。準備万端。
で、ショップに向かいながら「もうノーマル脚だったときのような 良い意味での軽さ、軽快感が 全然なくなっちゃってるなあ」と失ったものの大きさに、やや後悔してました。なんとなく重い感じだった。(あとで書くけど、要するにアライメントのせいだった)
本来ならばNDは、発進からしてフリクションが全然ない感じにするするっと軽ーく前にでるでしょう?で、軽快にすっと向きを変える。全てが軽い感じ。
たしかにノーマルは大きくロールするし、よく言われるように「ハンドル切ってワンテンポ遅れてから向きが変わる」的な感想は理解できます。しかし、慣れるとけっしてダルいわけでもない。交差点の角とかで、いいタイミングで荷重をちょんと前に呼んであげれば、良い感じでくるんと曲がる。ほんと良い感じだった。高めの車高も、英国の昔のライトウエイトスポーツってむしろこんな感じに高めでよく動いての雰囲気。むしろカッコいいみたいにも思えなくもない。しかし、自分は このロードスターはすごいコーナーリングマシンの素質をもっている。やはり引き出してやりたいとおもってしかたがなかったから、車高調への換装を始めたわけだが。
深くロールしてもしっかり粘り破綻しないのでコワくないし、ロールしてくれるから低速でもダイアゴナルロールが出ており、軽快にヒラヒラ曲がることができる。グレードSなんて、リアのスタビがないからあの動きがもっと出るわけで(ただし飛ばした峠はコワいかもな)。フツーに流れに乗って走るような50キロくらいでも一番美味しいところがでるようになっているらしい。
僕のSスペはスタビもついてて、世界標準的仕様なので、高速道路でも安定するように考慮され、Sほどヒラヒラしてないにせよ、たのしーい味付けでした。
それからしたら、今度の脚にしてからは、ノーマルよりロール量をずっと減らし、対応速度域をずっと上方にシフトしたわけだから、この低速でのヒラヒラ感のなさはあたりまえなんだろうなと自分にいいきかせつつも、でも 失っちまったなあと思いながらショップに向かうのでありました。
限界はあがったし、よく曲がるし、安定してるんだけど、なんか こう違和感のあるフィーリング。。
また、ハンドリングだけでなく、まるで重ーいホイールを履いたかのような鈍重な走行フィーリングも、残念だった。
●アライメント調整後 一瞬でニヤケる。
アライメントを適正にセットすれば、きっと良くなるだろうと期待しながら調整に望みをかけた。そして。。
仕上がって、うけとって店をでてすぐに、わかりました。
軽い! あの軽さが戻った!
すっと前に出る感じ。
まっすぐ走るだけでも、気分がよくなるようなこの感じ!
調整前のデータに目をやると、フロントはトーが4mmもインになってて、リアキャンバーは自己計測よりもっと強く -3度もあった。こりゃ、そうとうタイヤの転がり抵抗が増していたわけだ。重い訳だ。
ハンドリングもいい!これでノーマルに対して、7.5勝2.5敗くらいになった。
まず、NDらしい軽さが戻って来てくれただけで、とても嬉しかった。
それにしても、車高調組んで、缶コーヒートー計測したときは、トーイン1mmあたりに調整しておいたつもりだったのに、アライメントテスターでの計測では トーイン4mmって、、、 そんなに動いちゃってたんだ・・
エイトのときは、タイロッド1回転で5mmだから、ナットの面1面分くらい回すと約0.9mmだったから、ロドもそうだろうとおもって ざっくり調整したあと計測もしないで乗ってたんだけど、こんなに違ってたなんて。
NDは変化量違うのかな?。
●トーイン微調整
受付のとき、いつもアライメント値を書いたメモを渡してオーダーするんだけど。
フロントは トータルトー1.5mmてオーダーしたら、スタッフさんが、これは 片側0.8mmずつということでいいですね?というから、そうです。それでお願いしますと依頼したのに。仕上がってきたら、トータルトーが0.8mmになっていた(苦笑)おい!それは片側で0.8mmって言ったじゃないかあーw
まあ、もうやり直しを指示するのもめんどくさかったし、ま 0.8でもいっかということで受け取ったわけなんですが。やっぱり乗ってるうちに、30分もしないうちに、あともうちょっと、トーインにしたら気持ちよくなるんじゃないかと思えて仕方なかった。まあ、現状のこのままで乗れといわれれば、乗ってもいいレベルの差なんだろうけど。もっと理想に迫れる余地がまだまだありそうだ。
トーをもうちょっと足したい。。
ということで、昨夜 一日の最後に、フロントのトーだけちょっと増やした。
今回は、いちおうどのくらい動いたかを確認するために、駐車場での缶コーヒー的簡易測定をした。
ちょっとだけ調整で、だいたい1mmくらいインに動いた。実際のタイヤの外周に変換すると1.4mmくらい動いちゃったかもしれない。そして早速試乗へ行った。
おお!
良い!!!!
非常に良い!!!!!!
もう、水を得た魚のように、まがるし、かつリアが破綻しない。
これぞ描いていたロードスターって感じ。求めていたこの感じ、ハンドリングがあった。
前だったら、リアが巻き込んでしまってたようなシーンでも、ぐにゅうっとロールして蹴る。クルマを前へ押し出す。 でもアンダーじゃない。ちゃんと曲がる。
ただ、近所のこのコース(低速コーナーばっかり)で、ここまで気持ちいいのは、もっと速度が乗る実際の峠ステージではやり過ぎてる気もしないでもない。トーつけすぎてるかも??
あとは、峠とかいろいろ走りつつ? 様子みましょう。
あと、ダンパーの調整で結構変わる。減衰力に余裕がある様子で、けっこう広範囲に対応できそう。
これにて充分納得し満足できる感じに到達したので
キミ号うーぱー君、脚周り換装案件終了!
わたくしは、即身成仏いたしましたーーーーーーー
もう未練はありません、さようならー←おい
また、野コーヒーツーリングとか の さわやかモードに戻ります。
完結
追記
フロントのトーインは、上記でわずかにやりすぎた気もするので、すこーしだけ戻してジャストになった。
アライメント的にはOK。ただし、後日セッティングを煮詰めているうちにフロントのレートはあと、もう1kg下げた方が良い気がするので、レートダウンすることにした。
路面が平坦なところは、すこぶるよい。速度が乗るコーナーも良い。
もはや、いままで乗った車のなかでも一番いいんじゃないかってくらいに。
しかし、路面が凹むシーンというか、下り斜面に差し掛かるところでのコーナリングでの接地感がやや良くない。ノーマルだと大きくロールはするが脚がめちゃくちゃのびるので接地が抜けずマイルドに粘ってくれて安心感がある。もうちょっとフロントのレートを落としたら、ノーマルの乗り味のまま限界を底上げしたようなフィーリングに近づくなとおもった。その分フロントのコーナーリングでの剛性感やクイック感、タイム的な速さなどはいまより少し落ちてしまうかもしれないが、守備範囲がその分広くなるので自分の乗り方に向いていそうだ。フロントもKYBのバネに変更することに決めスプリングを発注しました
追記。発注してレートを落としましたが・・・が
その後数千キロ、各地の山々やいろんな場所、いろんな速度域で走り、減衰調整をしたりしてるうちに、先に組んだ方のレートの方がやっぱりいいかもしれないとおもい、フロントのレートは戻しました。
その後
満足です。
コーナーリング、車線変更、乗り心地
ロードホールディング。
峠なら万能ですね。
具体的な仕様は一般公開しません。
言えることはラルグス脚でも、ちゃんとセッティングすればかなり良い脚になるということです。