前回 フロント
前々回はリアのトーとキャンバー
のアライメント調整をやりましたが
次なる計画は、キャスターを好みに合わせる、です!
今日あたりやろうかなとおもってたけど、寒いし風が強い(>_<) ので 作業はまた今度!
風つよいと、測定のとき糸がゆれちゃうんだよね・・
もう、すでに キャンバーとトーのセッティングでかなり理想的な走りになってきてるから、いますぐ どうにかしたいものじゃないので・・
かわりにブログ書きます。
前に同じこと書きましたがそのおさらいで再投稿します。
DIYでも、特殊な器具や測定器など道具をつかわずとも。キャスター計測、調整はだいたいできます!
ネットであれこれ調べて得た情報から 僕の推理なり、解釈を盛り込んで
なかば自己流の キャスター計測法を編み出したので紹介する。
キャスターって、タイヤを左右 20°ずつ切ったときの、キャンバーの値の差から 求められるらしい。
そのときの式は キャスター:Φ 20度ずつ転舵されたときのキャンバーの値の差:α
Φ=180/π x α/40°
ここの40°というのは、ようは20°ずつ 右へ左へタイヤの向きを変えた時の ようは角度の合計のことだろう。
このタイヤの角度20°というのは、便宜的に20°と決められているのであって、30°でも40°でもおそらく良い。
それからすると、上記の式を加工すると。
切れ角(タイヤでの)をθ(さっきでいうところの20°に相当する)としたとき、上記のキャスターを求める式は
Φ=180/π x α/2θ と言える。
切れ角を30°で求めたければ 2θ→2x30°
上記の式は、
Φ=180/π x α/60°
としてもいいわけだ。
ようするに、この2θは、タイヤの向きがトータルどれくらい変わったか(回転したか)の絶対値になればいい。それさえわかれば、べつに右に左に同じ角度きれなくてもいい。
なにをいいたいかというと、タイヤがどれくらい向きを変えるのかわかり、そのトータルを2θのところにいれることができればなにも タイヤの回転角度 何十度と管理する必要がない。
たとえば、ステアリング一回転切った時の角度がわかれば、それをつかえば、簡単に計算できる。
ただ、では一般的にそのようにやらないのは、おそらく 汎用性、便宜性の都合によるだろう。
問題は、アッカーマンアングルというものがあり
車は、曲がる時、カーブの内側のタイヤの軌道は 外側より小さい円周となる関係上
外側より内側のほうが多く向きが変わるように工夫されて居る。それがアッカーマンアングルだ。
その関係上、ハンドルを一回転回しても、右と左ではタイヤの切れ角は異なる。
そして、ハンドルの切れ角は車種によりステアリング比が異なる関係でそれぞれ違うから。
この方法だと、車種毎に毎度実測しなくてはならないだろう、あらゆる車種を扱う現場じゃ無理だ。
でも、自分の車だけをやるのなら あらかじめ実測しておけば この公式を都合よくアレンジしてしまえばいい。
僕のロードスターは、ハンドル一回転したとき
実測値の49.3°(49°18’)であった。
(右に360°、左に360° ハンドルを切ったときのタイヤ切れ角の合計(絶対値)
たとえば、 ハンドル一回転切ったとき、右のタイヤが23°右へタイヤが傾いたとする。そして、こんど左にハンドル切ったら、左へ20°傾いたとするなら、そのときの値は43°ということだ。
43°を2θの代わりに使えばいいということだ。いいたいことわかるかな??
あとは、αの値を測定すれば、キャスターが求められる。
ハンドルを切ると、ステアリングすると、キャスター角があると、キャンバー角が追加される。
そのキャンバーの増加分を 転舵キャンバーという。
その転舵キャンバーがどれくらいかというのが αの値だ。
たとえば 右側のタイヤのキャスター角を求めて見る
●右に一回転ハンドル切る。 そのときの キャンバー +4.45° ポジティブキャンバーだ
●左に一回転ハンドル切る。 そのときの キャンバー -1.83° ネガティブキャンバーだ
だったとすると。
このことから、左右にハンドルで一回転切ったときの転舵キャンバー量の絶対値は
+4.45-(-1.83)=6.28 α=6.28となる。
前出の式
Φ=180/π x α/2θ
ここで 2θを 実測値の49.3° 上記からα=6.28
Φ=180/π x 6.28/49.3=57.32x0.127=7.3°(7°17') となった。
ちなみに、この数字は、以前 ノーマルサスのとき、この方法でキャスターを計測したときのものだが、その後 アライメント屋さんで アライメント調整をしてもらったときの、調整前のキャスター値は
7°13’であったことから、自分のDIY測定で得たキャスター値との誤差は 走行上ほとんど無視できるほどの微細なものであるので、ほぼ一致していた。
たまたま なにかで一致したかもしれないし、そのそもショップのアライメントテスターも、計器の精度はとてつもなく優れて居ても、校正がちゃんととれてないと、そもそも正しく計測できないので。わりと、ショップでのアライメントも完全に信用できるかというとそうでもない。 同じ日に、同じ車で何軒か違う店でアライメントを測ったら、それぞれ違う測定値が出たということもあるらしい。
この僕のやりかたも、たままた整合性がとれただけで、本当の意味では正しくない可能性も十分あるので。
この記事を読んで、
あなたの参考になれば 嬉しいことだし。ぜひ真似して発展させてもらえれば光栄だが。
ぼくの現時点での認識、知識、レベルでの考えなので、鵜呑みにしないよう 参考程度に捉えて欲しい。
ということで、このようなやりかたで、
こんどはキャスターをセッティングしていきたいな!
今、考えてるのは、 とりあえず、現状より もうちょい キャスターを立ててみる。
前は、RX-8では、限界まで寝かす というのをよくやっていたのだが。
NDロードスターでそれをやってみたら、9°を超えるほどキャスターがついて
かえって ストリートではハンドリングがダルになりすぎて 走りにくかったので、8°15'まで起こしたら
すばらしくフィーリングが良くなった。
(キャスターを寝かすと、直進性があがる他に、転舵キャンバーが得られるので、ホイールベースの長い車で ハンドルを切り込んでいったときものすごく曲がるようになるから試してみて?!)
最近のキミ号は、ハイスピードステージでの絶対的な速さではなく、タイトできついコーナーに、スイートスポットをあわせこみます。
瞬時にフロントがスパッと入っていくようなフィーリングがいいわけです。
徹底的に、ストリート。街乗りで、スポーティーな動きを味わえる 美味しいやきそば的に身近なグルメのような仕様です。
わざわざ、何時間もかけて深夜早朝に遠くの山岳地域の峠にいったり、サーキットや、警察に怯えながら首都高を攻めずとも、その辺のみちをふつーにちょっと元気に走るだけで、楽しくてしょうがないロードスターにする、というのが 僕の指向です。
おまけ
アライメント計測するのに、地面の高さを揃えるための台を新調したよ。
ホムセンで できるだけ少ない枚数で、少ない厚みの種類で 求める厚みの台をつくるために計算。
31ミリと、24ミリの台をつくる
9ミリの板を二枚 5.5ミリを一枚。4ミリを一枚購入。
それらをそれぞれ半裁にすればちょうどいいサイズ。
そうすれば、 9ミリ 4枚 5.5ミリ 2枚 4ミリ2枚 を得る。
31= 9x3 + 4x1
24=9x1+5.5x2 + 4x1
ほらね、買った板 一枚も無駄にせず ぴったりでしょ!しかも一番 安く!!