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サクライキミのブログ一覧

2023年04月08日 イイね!

NDのアライメント関連話(さて、今日はトーの微調整しよか)

今日はちょっとつぶやきではおさまらないので、ブログかきます。

ブログなんて超ひさしぶりですね。。

ぼくのブログは長いですよ。


本を読む感覚で読まれたらよいかと。。。w



アライメントにおいて、やはりハンドリングのフィーリングにとって一番影響が大きいなと感じるのはトーでしょう。
次にキャンバー。
そしてキャスター。の順でしょうか。
とはいえ、どれも大切で無視できないけど。
いちばんはトーですよ。


ちなみに
むかしRX-8乗ってたときは、キャスターを寝かすほど操舵キャンバーが深くなるからよく曲がるようになるよ!としきりにみなさんに薦めまくってましたね。キャスターの重要性についてさんざん言ってましたが、今はキャスターはさほど重視してないですね。。

むしろ、NDロードスターではキャスターは立ててます。

具体的には、偏心カムを真ん中にセットして、あとは左右左が出ないように微調整です。数値は不明です。(左右合わせなら、DIYで十分可能です)

エイトのようなロングホイールベースの車は キャスター寝かしによる操舵キャンバーは結構効くけど。NDのようなショートホイールベースで軽くて重量配分が最高でただでさえクイックに曲がれる車には かえって キャスター寝かしすぎるほどステアセンターが落ち着きすぎて、その美点を曇らせてしまう傾向にあるようです。かつて、キミ号NDにキャスターを9度で設定したことがあるのですが、失敗でした。

操舵初期が甘くなってしまったうえに、さらに舵角を増すと、操舵キャンバーが効いたのかこんどはいきなり巻き込むというピーキーなフィーリングになってしまったので数週間でキャスターを基準値近辺まで戻した失敗があるのです。
ハイキャスターはもっと高速域で攻めるようなときは いいのかもしれません。そういうステージではNDは曲がりすぎて落ち着かないという印象になるでしょうから、むしろ落ち着かせる方向でセッティングされているようですね。


次にキャンバーですが、エイトの時はフロントよりリアを30分多めにキャンバーつけてましたが、NDロドではフロント=リア か、フロント>リアに設定してます。

ストリート中心のキミ号NDで、現状120キロオーバーくらいの速度でコーナーを攻めるということはほぼほぼないので、その速度域は捨てて(走れないということではないけど、スイートスポットはやや外れる)ひたすら ストリート速度域でいかにそこそこ粘って、かつクイックに曲がるかを重視してるので。ガチなスポーツ走行の感覚でいくと、ややドリフト仕様?ってことになるかもしれませんね。
街道のよくあるコーナーや、曲がり角や峠という普通のステージを狙ってます。

次にトーですけど。
これはもうね、一番違いを感じますよねやはり。


で、フロント トーアウト リア トーインにしてるんですが。

リアは、 高速域での限界を出すなら 4〜6ミリくらい。ドリフトするなら、2ミリ以下ってとこでしょうか。 リアでトーアウトはありえないですね。
量産的味付けなら、3ミリくらいがいいんでは?って感じですね。
自分は2ミリくらいです(自分の計測が正しければの話ですが・・)



で、フロントですが キャンバー2度以上つけてるので、ここはトーアウトでバランスなんです。ノーマル基準値近辺のキャンバーならトーインでしょうけど。



で、昨年 なんか フィーリングが悪い。フロントの接地感が薄い。
でも、切ればよく曲がるんだけど、、なんかフロントの接地感が。。
っておもうようになってたんですよ。

とくに二名乗車だと顕著で。 曲がる感じがしないんです。
でも、えいやって曲がると、ちゃんと曲がる。 


で、重い腰あげて 今年の正月休みにアライメント きちんと計測してみたら
フロントのトーが、なんと トーアウト7ミリくらいになってましてねww


トーアウトが強くなるほど、大きくステアリング切る時はよく曲がるんですよ。
それは、操舵って、コーナー内側のタイヤはより深く切れていくでしょう?
で、まず内側のタイヤが鼻先をイン方向に引っ張ってくれ、そしてスリップアングル的にタイヤのグリップが辛くなってきたあたりで、外側のタイヤが遅れて舵角が深くなり後半をカバーしてくれるから。
ロールの少ないサスセッティングなほど、内輪側の荷重が抜けず、内輪タイヤのグリップを使えるので。よりいっそうトーアウトがタイトコーナーのコーナーリングに効くんですよ。

だから、フィーリングでちょいちょいトーを調整してるうちに かなりのトーアウトにしてしまっていたんですね〜〜〜。

普段買い物とか近所ばかり乗ってるうちに、曲がり角をくるんと曲がるかどうかで判断しすぎて、極端なセッティングになってしまってた。
土屋圭一さんてきハンドルの回し方をやってると。
一気に、たくさんハンドル回せるんです。
だから、だんだん 一気にスパッとハンドル切る癖がついてきてて気がつかなかった。

で、あるきっかけがあり、自分の偏った感覚がリセットされる機会に恵まれました。

それは、
ちょっとひと月半ほど トヨタのヤリスに乗る機会がありまして。

ヤリスにのると、ハンドリングが自然でなかなかいいんですよ。
量産車のあの自然な感じ。 たしかに 曲がり角をくるんとは曲がりにくいとおもうけど。
でもそれに慣れてきて、ただしく荷重移動したり操作すると結構なレベルで走れた。
こちらの操作次第でちゃんと乗れる。


それを見習って、やや 独自仕様だったキミ号のアライメントを正月休みに ちょっと量産風に戻したのですよ。

とはいえ、キミ号のアライメントは大きくいじらないまでも。
トーアウトすぎる現状だったので、もうすこしゼロ方向に戻したのです。

そしたら、昨年に感じていた不満が完全に解消。
はじめは、いままで強トーアウトになれちゃってた自分にとって
正常化した方のキミ号のハンドリングに若干違和感感じましたが。
15分も乗ってるうちに、ああ、こっちのほうがはるかに自然だわと。

そして、二名乗車のときのあの違和感も完全に解決。
さっきから、なぜ二名乗車のときって書いたか?

1 二人乗る→フロント車重がさらに重くなる→パンプトーアウト→さらにトーアウト
2 二人乗る→車重がさらに重くなる→ハンドリング特性がさらに顕著に出る



トーアウトを弱めた結果。

その分、大きく操舵したときの反応が減りました。
だから、角を曲がるときは 前より鈍くなった。

でも、よくなったのは 少ない舵角のときの反応が断然よくなったこと。
ハンドルの遊びが減った。

これは、ハンドルを切り始める時、早めに鼻先が曲がろう反応するから。

これから、曲がっていく気配をよく感じることができて。
つまり、言い換えると、この先、ハンドルをもっと切っていけばもっと曲がれるという安心感を感じるんですね。
つまり、感触にリニア感が生まれる。
リニアなほうが、性能を引き出しやすいとおもうんです。


突出してるけど、ピーキーで扱いにくいものは、それが発揮できるような限定されたところではすこぶる強力ですけどね。逆に、扱いきれず結果として普通のものに負けることもある。

こちらの腕がそれなりにあるならば、余計な仕様にするより リニアで変な味付けされてないもののほうがいい結果だせますよね?

レコーディングでモニターするときのスピーカーが、低音強調とかされてると。
まともなミックスできないでしょう? 音源のありのままを出してくれるスピーカーや、ヘッドホンでないと。

モニターもそうでしょう。そのモニター独自の色味だと。
写真調整したら、他では変な色になっちゃうし。

プロ仕様になるほど、味付けはフラット、リニアのほうが信頼できますよね?



ブレーキもそうでしょう?

いくらよく効いても そこに唐突感とかあると、信頼できない。
多少ピークが損なわれたとしても、その分 入力と出力が一致してるほうが、その性能をぎりぎりまでこちらが引き出しやすいから、安心してコーナーに入れる。
フロント荷重移動とか、自在にあやつれる。微妙な操作ができる。


イニDだって、わざとパワーを下げるデチューンをして臨むシーンがあるでしょう?
ピークのパワーをさげてでも、その分 操作にリニアなパワー特性のほうがぎりぎりまで詰めて走りやすいからそうしたんでしょう?


もちろん、リニアリティが多少損なわれても そのぶん突出した性能を発揮するやつを、「乗りこなせるものだけが味わえる領域」などと評価することもひとつの価値ですけどね。


年齢を重ね、あらゆることへの経験値があがるほどに
僕は、フラットさを求めるようになりましたね。。

いわゆる、ニュートラルで フラット って方向。

EQもフラットw

食べ物もそう。
行列ができるお店って、だいたい インパクトがある系多いけど。
そういうのってむしろ飽きるんですよ。
そういう味付けが欲しい気分の時にはバチハマりだけど、日常においては・・

じつは、話題にもならないような、平凡すぎるくらいのお店が
結局一番長く通ってたってことありませんか?

でも、その普通ってどのあたりかを探ることが難しいんですよ。

そういういみで、CoCo壱のカレーは個人的に俊悦だなあと思ってますがww




話が脱線・・・・


ということで、トーアウトすぎてしまったのを 多少戻すことで 曲がり角のような小回りは前より鈍くなったものの、全体的には著しくよくなったと感じたわけですが。

あの頃は、ダンパーの寿命がきたとか、タイヤの寿命だとかいろいろ疑った。
タイヤ新品に替えても根本的には解決してなかったし、ダンパーの減衰いくら調整してもやはり ごまかしレベルでの解決でしかなかったけど。

トーアウト是正により、ダンパーとかタイヤとかよりもっと根本的な原因がそこにあったとよくわかりました。(3万キロ使ったダンパーはまだOHは先でいいとあらためて認識)




さて、この記事もそろそろ終わりです。

最近、そのセッティングでも 微妙に ハンドリングがボケてきたような感じがするので、さらに トーを微調整しようとおもってます。 
今日これから。


たぶんね、タイヤが摩耗するにつれて微妙に面圧分布が変化するからなんじゃないかなとおもうんだ。

だいたい、セッティングを替えたときすごくよくなるのに、すこしずつ感じられなくなることの要因に

1  たんに自分が慣れて刺激が物足りなくなった(これ 一番かもねw)
2 タイヤの当たり方が、そのアライメントに馴染み、面圧がかわり微妙にフィーリングが変化してる

だとおもうんですよ。


ちなみに、ハンドリングにとっていちばん自然で且つクイックなのは理想はトー0だとおもうんです。
というのは、トーインにしてもトーアウトにしても、コーナー イン側 アウト側 いずれかのタイヤが ステアした方と逆に向いてることがあるのに対して。


トー0は、両輪とも 常に、いかなる時も、ステアした向きと同じですからね!

ただし!!! 

乗車した時、車重でバンプしてトーが変化したり。
走行抵抗でトーがアウトに振れたり。

キャンバーによる、キャンバースラストが起きたり。

それらを打ち消すためにトーインだのトーアウトだのってつけるのであります。
そんな中、できるだけ

サイドスリップが極力ゼロで、そのうえでトーゼロに近いところがフィーリングにいいとおもうんです。

経験を踏まえても、自分ではいまのところそう信じてますよ。



さて、今日のトー調整うまくいくといいな!



最後に、自分でトーを調整しようとする方にchipsを。


NDのタイロッドですが。
両輪で1ミリずつ回すと、トータルトーは1ミリ強は変化する感じだと思われます。


なので、タイロッドを一回転なんてやると、とんでもなくトーは動きますよw

せいぜい、30度くらいずつを奨励します。

微調整したいなら、それでも回しすぎですけどねw

ほんと、ちょっとだけ。 回すのは1ミリとか2ミリくらいの調整。

そのために
注意点としては。

ロックナット閉める時、タイロッドもそれくらい一緒に回ってしまうので。

自分では、2ミリくらい回して調整したつもりで締めたら、実は締め込んだときに思い切り共周りしてて、結果的にまったく動いてなかったり?元の位置を通り越して、結果的に逆方向に調整しちゃってましたってオチもありがちなので 気をつけてくださいね!!


線を細く引いて、ちょっとのズレでもわかるようにマーキングしてからやらないと
自分は無理ですね・・


では ごきげんよう

END









Posted at 2023/04/08 11:05:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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峠ドライブが好き。 櫻井君!の「君」を「キミ」と読んでサクライキミです。 本名ではないのです。 1993年 免許取得後、初めての愛車は友人から25万で...
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