先日アライメント調整しました。
今回はキャスター調整!
前回の記事→「
DIYアライメント調整 キャスター編 その一」
あと、ついでにフロントのキャンバーも限界までつけてみようと企んで行いました。
といっても30mmダウン程度のローダウンですと、NDロードスターのフロントは-2度あたりが限界のようです。まあ、フロントに2度以上ネガキャンが必要なことは、ストリート派にはまず無いと思いますが・・、それ以上つけたいなら、偏心ピロボールブッシュ、調整式アームを導入しないとなりませんね。
さて
とりあえず、現状よりキャスターをたてていく方向を試したかった。
下準備として、ハンドルのセンターの印をつけておく。
このようにして、ジャッキアップしたあとアームに車重かかるようにします。
擬似的にホイールがついてるような感じに。
これだけだと、不安定なので保険的にパンダジャッキを、ジャッキアップポイントに、触れるスレスレの高さでセットしておきます。
万が一アームのスタンドがなにかで外れても、このパンダジャッキが受け止める作戦です。
この状態で
まず、基準のキャンバー(仮の値)を測ります。
(このとき、写真にはないですが、仮のトーも測っておくといいです)
そして、ハンドル1回転して
その時のキャンバーを測ります。
つまりは、キャスターが寝るほどこのキャンバーが多くつきます(転舵キャンバー という)
この転舵キャンバー を測り意図的に合わせることでキャスターを揃えるわけです。
とりあえず、今回はキャスター調整箇所の偏心ボルトを真ん中にしてみました。
それで、何度何分くらい今より立つかは不明です、、、
そして、このハンドル1回転のときの
キャンバーの変化量が左右輪同じになるように、
左右のキャスター調整を、すればいいわけです。
で、揃えてから
さらに、今回キャンバーも最大にしてみようということで
キャンバーの偏心ボルトを最大に。
そして、基準に測った仮のキャンバーからどれくらい動いたかを目安に左右そろうように調整。
最後に、
キャスターとキャンバーを調整したので、トーがかなり動いてしまっているので
それも、先ほどの
仮のキャンバーを計測したとき同時に
仮のトーも測っておいて。
そのトーに戻るように左右調整してから
ホイールを装着して地面に車を降して完了です。
すこし、走ってきて。
脚周りを馴染ませてから
日曜日の午前中にアライメントを計測しました。
だいたい狙った通りになっており。
トーだけが、予定よりトーアウトだったので、ここだけ手直しして
試乗に出かけました。
また若洲まで行き、その後 勢いで千葉の房総を半周してきちゃいました。
若洲ってちょうど、攻めやすいんですよね。。
(ここで、ゼロカウンタードリフトをマスターしつつあります・・・)
キャスターの左右左は0度15分程度。
まあ、左右左がこのくらいに収まっていれば、ほとんど気にならない感じでオッケーです。
キャンバーは前後ほぼ同じ、キャスターはノーマル車高のときの基準くらい。トーはフロントは
ガニ股気味、リアはゼロで。
この仕様を見ればわかるように
かなり回頭性を優先した方向です。
埠頭の大きな交差点や曲がり角が生み出す、コーナーを、ハイスピードで曲がる狙いで、
このくらい小さなRを気持ちよく曲がれるというのは、狭い峠や街乗りで、ステアリングが効きキビキビ走れるからです。
で、試乗では。すでに、よく曲がるキミ号ですが、それ以上にさらに!!
カートのように曲がるようになりました。
いままでアンダーが出るようなところもぐいぐい鼻が入り。
そこで、踏めば即座にリアがスライドしてくれて
思い通りに曲がり角をくるんくるん旋回できます。
もはやドリフト仕様ですね こりゃ。
このくらい曲がれると街乗りでもハンドルがクイックでかなり快感。
それでいて、直線は疲れるか?ゆるいカーブがナーバスで肩凝るか?
それがね、意外と大丈夫。
アクアラインを
最高速でかなり飛ばしたけれど全然まっすぐ走り
意外なほど直線もいい。
で、とても気持ち良いけれど
房総の山中で ちょうど雨で路面がしっかり濡れたなか走るシーンがあったんですが、結構オーバーステア;^_^A
いままでのようなステアリング操作やアクセルワークでは簡単にリアがスライドしてしまう。
フロントがアンダー出る前に先にリアが滑るのです。
リアが滑るほど、ハンドルが効くと言えばいいか。
極端にいえば、ブレーキングだのサイドだののキッカケ不要で
速めに進入しハンドル切れば、どこまでも曲がり、勝手にリアが滑り出す感じ。
まあ、リアが滑っても、限界を超えちゃった感があまりないので
そんなに怖くも無いけれど・・・
街乗りならいいが、峠を飛ばす速度だとこれはちょっと危険かも??
というか、いままでなら、フロントのグリップが希薄で 怖くて速度を落とすようなところでも、平気で曲がれてしまう分、リアが滑るという言い方のほうが正しいか。
で、コーナーリング中アクセルほとんど踏め無い。ちょっとでもラフに踏めば?
リアがサーーーーーッと。
乾いた路面じゃないと無理〜〜〜みたいな。
ということで、今、リアがトーゼロなので
(トータルトーゼロだけど、左がかすかにトーアウト、右がかすかにトーインで、
右コーナーのとき、外側タイヤがアウトに向いてるから 特にオーバーなのかも)
ここをトータルで6分から8分くらい(トーイン1ミリから1.4ミリあたり)すこしインにつけて、もう少しアクセルを入れられるようにしようかなと思ってます。
でないと、雨の首都高とかちょっと危ないだろこれ笑
山手通りの大森のコーナーとか いままでみたく踏んだら雨の日スピンするぞこれ。
奥多摩〜山梨の柳沢峠後半下り 高速コーナーの橋なんて 濡れてたら超絶怖いだろうな。
サーキットとか攻める人ならコースによりますが
リアのトーは、最低でも2〜3ミリ以上つけた方がいいでしょうね。
つけるほど、リアは粘りますが、つけすぎると ストレートの最高速が伸びなくなります。ここは、コースによってさじ加減調整です。
s2000は、標準で6ミリだったと思います。(けっこうついてんだな)
リアのトー 控えめにするほど、FRらしいハンドリングになってきます。