今日ブログは、マックイーン祭りでは無い予定でしたが・・・(笑)
こんな動画を見つけてしまいまして・・・
VIDEO
さすが、US-Fordなかなかイイセンスです(笑)
こういったパロディ作らせると、アメリカ人はイイ仕事しますなぁ~(^^)
さて、このCMの元ネタは・・・
そうです、ケビン・コスナー主演の『Field of Dreams』(フィールド・オブ・ドリームス)ですねぇ~(^^)
これも実は私的名作(笑)
なので、マックイーン祭りは一時中断(爆)して、今日のブログは映画『Field of Dreams』で私的名作劇場をお送りします(^^)
ってことで見たことある方も多いかと思いますが(^^;
一応、ザックリとあらすじを。
アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは農業でなんとか家計をやりくりする、一見普通の貧乏農家。
ただ、若い頃に父親と口論の末に家を飛び出し、以来生涯に一度も父の顔を見る事も、口をきく事すらもなかった事を心の隅で悔やんでいる。
ある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いているとふと謎の声("If you build it, he will come." = 「それを作れば、彼が来る」)を耳にする。
その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人々があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を作り上げる。
その後しばらく何も起きなかったが、ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場にみつける。そこにいたのは“ブラックソックス事件”で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えた“シューレス”ジョー・ジャクソンだった。
その日を境に、シューレス・ジョーとともに球界を追放されたシカゴ・ホワイトソックスの8人のメンバーが次々と姿を現わした。
その時レイはまたしても(”Ease his pain”=「彼の苦痛を癒せ」)という謎の声を聞き、彼は60年代の作家テレンス・マンを訪ねてシカゴヘ向かう。
そしてフェンウェイ・パークで野球を観戦中、レイとマンは電光掲示板に映ったメッセージを読みとり、今度はムーンライト・グラハムという野球選手を探すことになった。
2人はミネソタ州チゾムに彼を訪ねるが、すでにグラハムは亡く、その夜レイはなぜか60年代のムーンライト・グラハムと出会った。
しかしその頃アイオワでは、レイの野球場が人手に渡る危機を迎えようとしていた。アニーからそれを聞いたレイは、マンとともに帰途につくが、道中ひとりの若き野球選手を車に乗せる。実は彼こそが若き日のグラハム、その人であった。
アイオワに戻ったレイは、野球場売却を勧めるアニーの兄マークと口論するが、その最中カリンがケガをする。
そんなカリンを助けたのが、ドク“ムーンライト”グラハムであった。そしてその時初めて、マークにもこの土地の持つ夢の大きさを知り、売却を撤回した。そしてその夢は、限りない未来への希望で包まれてゆく--。
ってなお話。
所謂、”イイ話~”とか、癒し系なお伽話?ってところだと思うんですが、一部の酷評家な方々にはオカルト呼ばわりされたりもするそうで(^^;
まぁ~そりゃ、幽霊?の話聞いて、畑潰して、私財を投げ売って野球場を作って、お化けにプレーさせるなんて・・・オカルト要素はあるわな(^^;
でもね、そんなのオカルトって決め付ける方が余程想像力が無いのでは?と思ったりして。。。
ってね、私も今はそう思うんですが・・・
実はこの映画、初めて観たのが高校の文化祭での映画鑑賞でして。。。
その時、私は映画の途中から見始めて、ちょうど”ムーンライト・グラハム”の話辺りから、周りで見てた奴(男)が泣きはじめたんですよね。この時期って、まぁ~私自身ちょうど多感というか、やんちゃというか(^^; そんな時期でしたので、「なんで、映画ぐらいで男がメソメソ泣くんじゃ!」と言って、その泣いてた奴を笑い飛ばしてた側だったんですが・・・(^^; だから私も昔は小馬鹿にしてたんですよ(^^;
この後、そんな時期も過ぎてある程度の年齢になって、見直すと(見直したキッカケは、ケビン・コスナーの作品を何作か見てイイ俳優だと思ったから)
映画見ながら泣いてる自分が(^^;
涙腺が緩くなったのもあるんでしょうが(笑)
こういう類の話が段々、心に沁みてくるようになったんだと思います。
演歌の歌詞の情緒や風情なんかが少し分かるようになったように(爆)
なんか大人になったんだなぁ~。いや歳とったのか?(^^;
やっとこの歳で少し分かってきたことが、この映画っていうか、この話・・・結局根っ子(根底)にあるのは、最後の場面に象徴されるように、主人公(息子)と主人公の父親との関係だと思うんですよね。親父を疎ましく思い、親父と同じようにはなりたくないと反発しながら生きてきたけど、父親の死後、やっぱり父親は自分のために何かを失いながらも現実を生き抜くため、自分の夢を諦めた、そして息子は父親が夢を諦めたことが理解出来るようになり・・・なんとか父親の成し得なかった夢を追うって構図なのでは。と思うんですがね。だから劇中、途中の”Ease his pain”は彼の父親の苦痛を癒せでもありながら、実は彼自身の苦痛を癒せでもあるのでは?と思うんですが。。。
そう思うと自分の父親なんかはどうなのか?と思ったりもしますが(^^;
ちょっと映画でも印象的なシーン、主人公と昔の父親とキャッチボールするシーンがあって、お互い言葉は無いものの、なにか通じ合える。。。実際に会話するより、投げた球筋とか勢いとか相手の気持ちや精神状態なんかが分かる。
それが野球でのキャッチボールだと思うんです。
それで、特に最近身に染みて思うようになってきたんですが・・・
私自身、一昨年の大怪我で右手が一部不自由になり、キャッチボール出来なくなったんです。今それが非常に親不孝だなぁ~と思うことが時々あるんです。
さすがに私の親父も歳も歳ですし、キャッチボールも難しいかも知れませんが、幼少期~小学生くらいまでは親父が仕事から帰ってきたら、家の前の道でキャッチボールして貰ったから、そんなことに感傷的になるのかも知れませんが。。。
この映画が思わぬことで、そんな感傷に浸るとは・・・20年前の私には想像出来なかったんですよね~(^^;
で、最初に上げた動画、マックイーンが戻ってくるっての(笑)
これが・・・先日のMAZDA787Bがル・マンに20年ぶりの里帰りがなぜかダブってしまうんですよね。そう思うのは私でしょうか?(^^;
偶然、この映画を観たのも20年くらい前、MAZDAがル・マン制覇したのも20年前。
何か運命的なものを感じるんですが(^^;
そう思うと、ますますこの『Field of Dreams』が運命的であり、自分自身にも置き換えられるような気がしてしょうがないんです(^^;
なんか最後はグデングデンになってしまいましたが(^^;
では・・・・・私は、最初の動画のように(^^;
『Rotary of Dreams』にしなきゃいけないかも知れませんね(^^)